昨日、通夜・告別式の変化について書いた。
今日は告別式後、荼毘に付した後の約1時間、親族で会食(新型コロナの関係で定員29名)時の話。
私の席がご住職(浄土真宗)の隣となった。
そこで、昨年読んだ『歎異抄』に感銘を受けたと話しかける。
すると、話(説法?)好きの住職さんから、様々な話を聞くことができた。
私:「他力(本願)って、どういう意味ですか?」
住職:「簡単な話。(他者から受ける)おかげ様(他者からの力)の気持ちを持つことです。」
私:「昨日、通夜の席でお話をされた、マムシの話の意味が分かりませんでした。悪人正機説のことですか?」
住職:「他人に危害を与えるマムシだけれども、焼酎付けにすることによって、効能や薬となります。
人間も同じで、娑婆(しゃば)の世界だけれども、素直な心や綺麗な心の持ちようで、蓮のように綺麗な花を咲かせられるです。」
私:「浄土真宗の信者が一番多いと聞きました。」
住職:「特に、北陸での信者が多いです。富山の薬売りは浄土真宗の信者だったと言われています。病人に薬を与え、元気になって初めてお礼(お金?)をいただいたと言われています。」
そこから、ご住職の話が止まらなくなる。(ただ、聞き取りずらいため話の半分は分からない)
以下は、住職の説話の要約を記す。(順不同です)
・左右があってこそ、整うもの。片方だけではバランスが取れない。
例:右手は悪さをする。左手が調節する。
例:影があるのは、光があるから。
・仏教は横(例:人との助け合い)のつながり。キリスト教は縦(例:上司と部下)のつながり。(住職によると、縦のつながりは危険)
・結婚には「愛」は必要だが、それだけではだめ。そこに、「情」があって成り立つもの。
・頭の知識を、お腹の知恵に変えてこそ意味がある。(今の時代、頭の知識だけ主張している人が多い)
・物事に対して、『感謝』する気持ちを持つと気持ちが楽になる。(自分の考えを主張するだけの風潮がある)
・働いてこそ、体の細胞の免疫力がつく。
上記以外にも話(説法)があったが、聞き取れなかった。
話し出すと止まらない住職。目の前に出されたお弁当(昼食)に手が付けられない。(泣)
しかし、ご住職のありがたいお話を、マンツーマンで聞くことができた。
早速、家に帰り、スピリチュアルに興味がある妻に住職の話をすると、多くの事に共感してくれた。(感謝)