我々、不動産投資家にとって、融資してくれる銀行(金融業)は生命線と言っても過言ではない。
もし、何らかの事情で返済が滞ってしまったら、抵当に入っている物件は没収される・・・。
逆に、我々取引してくれている銀行が融資してくれなければ、全く身動きできない。
そんなことから、我々と銀行は、『運命共同体』と言ってもいいだろう。
そんな中、週刊ダイヤモンド 10月5日号で
『全国地銀105行余命ランキング』という見出しを見つけた!
私が融資を受けているメイン銀行はずばり、『地銀』である。
もしかしたら、このワーストランキングにランクインしている?
一抹の不安を感じながら、ページをめくる。
すると、堂々のランクイン
しかも、その特集のタイトルが、
『あと何年生き残れるか 地銀余命ワーストランキング』である。
って言うことは、運命共同体である我々会社も余命@@年ということか・・・。
その後、じっくりと記事を読むと、地銀の苦戦している要点は以下の2点である。
①超低金利時代に突入して、本業の『融資事業』で金利を稼ぎにくくなった。
②証券事業や保険事業の『手数料』を目的に会社を設立したり、提携したりしたが業績がよくない。
そこで、雑誌社は、本業(コア業績純益)での収益の悪い地銀のランキングを出したとこのことである。
ただ、このワーストキングでは、下位(優秀)に位置している銀行に、
スルガ銀行、西京銀行が・・・。
両行とも、不動産投資向けに積極融資をしていたことが、ここでは逆に『よい』と評価されている。
したがって、このワーストランキングも、正しく反映したデータとはいえないだろう。
ただし、記事を読んで、多くの銀行が低金利政策によって、もがき苦しんでいることはよく理解できた。
PS.最近、銀行員が公務員試験を受けていると聞いた。ひと昔では考えられない・・・。