再び、近所の図書館のビジネス雑誌のバックナンバーからである。
少し古い記事であるが、AERAの5月20日号である。
巻頭特集で、『2枚目の名刺で仕事に縛られない』とあった。
私も一応、2枚の名刺を持っているので、記事に飛びついた。
今年に入り、政府も『働き方改革』を声高に叫び、様々な事情(年金問題等の財政難)もあり、副業を強力に後押ししている。
早速、記事の中で印象に残ったことを紹介する。
記事のなかでは4人を紹介している。
その中の1人、医師であると共に、コラムニスト(2枚目の名刺)という顔も持っている人である。
この人は、当初、医学の道を追求するには大学教授になることだと思い、教授選に立候補した。
教授選では最終選考まで残ったが、最後は学閥の壁に阻まれてしまった。
このことをきっかけに、これからは人に振り回されるのはやめて、主体的に生きていこうと決意したとのこと。
数ヶ月間、本当にやりたいことは何かを考えた末、小さい頃から夢の1つに『作家』になりたかったことを思い出した。
今では、コラムニスト(2枚目の名刺)として、医学の研究と共に、難解な医療情報をわかりやすく解説する文章をSNSに挙げヒットしている。
同僚の医師の間でも『2つ目の顔』として周知されているそうだ。
私は、この人の考えや行動で以下の2点で共感できた。
①上司には忖度し、同期や同僚には負けられないというような、自分の意思とは違う生き方(サラリーマンはほとんどかも?)からの脱却ができたという点である。
②コラムニストとして、文章を書くことが趣味(自己満足)だけにとどまらず、小さい頃の夢として、他者に認められることができたという点である。
私自身を振り返ってみると、
1枚目の名刺は、副業?の障がい者福祉施設で働いている。その施設から支給されたものを持っている。
そして、2枚目は、本業?の不動産賃貸経営をしている法人(合同会社)の代表の名詞を持っている。
このように、2枚目の不動産賃貸経営という基盤があるからこそ、1枚目の障がい者福祉施設では、心に余裕を持った働き方
ができるのだと思う。(感謝!)
最後に、AERAの中で、副業(2枚目の名刺)でお金と法律に関して気をつけなければいけないことが書いてあった。しっかりと確認しておきたい。
<お金について>
・副業での所得が年間20万円超は確定申告が必要!
・経費として認められるので、領収書はとっておくこと!
・1枚目の名詞(会社)に送られる住民税の税額決定通知書で副業がバレることもある!
<法律について>
・就業規定で禁止されていても、労働時間外は問題ないはず!
・有給休暇で副業しても問題ない!
・ダブルワークによる過労でうつになっても労災が認めれる可能性は低い!
以上、くれぐれも体を壊してまで、頑張ることだけは避けたいものだ・・。