『オリックス』という会社を聞いて、私の思いつくイメージは、以下の3点である。
①リース会社(前社名は、オリエントリース)
②野球好きとしては、かつてイチロー選手が在籍していた野球チーム『ORIX』。そして、紆余曲折し、現在のオリックスバファローズ球団となった。
③オーナーが宮内義彦氏(読売系列のナベツネさんのようなシンボル的存在9
それが、先日、何気にインターネットを見ていたら、現社長の井上氏のインタビューの中で、今後、特に力を入れる事業としては『総合不動産会社』であると力説していた。
具体的には、金沢駅複合開発、大阪駅北側の大規模再開発、そして、私の住んでいる近くでいえば、箱根強羅に高級温泉旅館を建設するとのことである。
やっていることが、三菱地所や三井不動産等、日本を代表する超大手企業が手がけている大規模開発プロジェクトへの参入ではないかと思った。
まさに大手不動産事業に向けての新たなる挑戦と言えるのではないだろうか。
現在のオリックスでのリース事業(最初に立ち上げた事業)は利益ベースで約20%程度であり、もはや主力事業とは言えない。
逆に、不動産開発事業での収益のウエイトが年々大きくなってきており、経営者の展望としても最も力を注ぎたいと考えているのだろう。
やはり、不動産事業は、魅力的な産業といえることを改めて認識した。