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胡桃

日記がわりなもの

二年後、大学の構内。


小学生のころ、知り合った友人に会うために。


待ち合わせ場所で待っていると。


スーツ姿の男性が私の横に座った。


その人の顔を見たら、二年前の人だった。


彼も私の顔を見て不思議な顔をした。


前にどこかで会わなかった?と聞かれた。


その問いに、いいえ。人違いだと思います。


私は気づかないふりをした。


会話が終わった後すぐ、友人が私のところにきた。


あの人と知り合い?きかれ


うーん、何年か前に同じ学校にいたひと。


友人は、きっと彼のことを知っていたのだろう。


あの人ちょー有名人だよ。


私にはスーツを着たおじさんにしか見えないけど。


彼が離れたあとに冷たく答えた。


彼の二年前の姿を知ってるだけにすぎないから。


有名人だってこと私はそのときから知ってる。