どもっ!片野ですっ
突然ですが、皆さん愛(LOVE)足りてますか???
我々探検部員は日々愛に飢えております(特に男子群)
そこで今回は愛を充電するため、東京奥多摩のちょうちん穴へ行って参りました。
期間:H26/11/30
隊員:二回生加藤(CL)、片野 一回生河野 OBAさん (一回生の飯塚は体調不良で欠席)
9時20分奥多摩駅集合。OBのAさんと合流。35分に東日原行のバスに乗り込む。Aさんは現役時代、洞窟に力を入れて活動していて、沖縄へ洞窟調査に行っていました。話によると沖縄には誰にも見つかってない洞窟が無数に存在して、見つけた洞窟に名前を付けられます。未知の洞窟へ挑戦したい学生は、ぜひ日大探検部の門を叩こうっ。いつでもwelcome!!
話は戻って50分川乗橋で下車。川苔山を目指すハイカーもちらほら。川乗谷沿いの林道に入る。
アプローチから気合十分の加藤

まだ紅葉が見れます

30分程歩くと林道から沢へ降りる小道があり、そこを下る。
思いのほか林道は整備されている。写真の右側を下りる。

林道とは思えない綺麗さ…車で来れそう

100m手前にも下へ降りられる箇所があるので間違わないよう注意
こちらは木の傾斜路がある 分岐を下りていくと広場に出る。テントも張れるそうだ。10:25到着。

ここで入洞準備。
昨日の雨で地面は濡れている。12月に近いがつなぎに着替えてもそんなに寒くなくてほっとした。

準備完了。(僕は初の洞窟で気持ちが高ぶっています笑)
3人並ぶと建築業者さんみたい

沢を左岸へ渡り少し斜面を登り、踏み跡に従って上流沿いに進む。斜面には比較的新しい階段があって踏み跡も明瞭。その後、沢の出合で右俣にかかる橋を渡ると白い石灰岩の岩が見えてくる。西側から周って行き、少し登った所に洞口[第1洞]がある。
写真は左岸から見た橋。

右俣を渡って岩の西側(左側)を周って一段上がった場所。
このすぐ先に入り口がひっそりとたたずむ

別角度から

洞口10:48到着。ヘルメットにヘッデンをガムテで装着。個人的な印象として洞窟はCAMPのロックスター(加藤の白いヘルメット)が一番しっくりくる。注意事項(後続への声掛け、進路・出口の確認)を全員でもう一度確認する。
いよいよ入洞の時がやってきた。

先陣切って加藤突入っ
「俺についてきな」


続いて河野
「行きます」 ←楽しそう


最後に片野が入洞。

「行ってきまっ…ズザザザザッ」 初っ端から岩にザックが引っ掛かり出遅れる。洞窟に入る時は、出来るだけ身軽に動けるように小さなザックにするべきだった。反省。
ちょうちん穴は2ケ所洞口があり今回は第1洞から入洞。本日の目玉はハート型の岩の開口部に辿り着くことそして最深部を目指すことだ。洞内は青岩鍾乳洞と違い水はなく浅い水たまりがあるぐらい。まるで迷路のように至る所に穴が延びている。
そして何より狭い。岩の圧迫感が凄まじく今にも押しつぶされそうな感覚だ。通るのも一苦労。


洞口から真っ直ぐ下に降りクラック(岩の割れ目)を通って行く。荷物は邪魔なので前の隊員に手渡しする。ここを抜けると人が立てる程の空間に出た。その先に進んでみるが道が見当たらない。どうやら間違えたようだ。全員で地図を確認する。するとクラックの先は行き止まりと書かれていて、クラックの手前に横穴があった。
壁面に金色の粒が付いている。砂金?

横穴を進むと…おや?これはもしかして!?
ハート型の開口部♡
ひょっこり顔を覗かせる河野

ツーショットで。カップルでいかが?

写真を撮った角度から見るとハートに見えますね。あの2人はあそこで、どんな思いを巡らせているのだろうか…Xmas is coming soon .
ここからもうひとつの目標である最深部に向けて出発。
しかしここからが大変!どこもかしこも迷路のように穴が張り巡らされてどっち進めばいいか見当がつかない(汗)
偵察をしながら進むが行き止まりやカマドゥーマの巣だったりなかなか思うように進めない。途中ホフク前進で、ギリギリ通れる穴も奥まで行けたと思ったら結局行き止まりだったり。その中で1ヶ所窮屈な横穴の先が広がっていたので、進んで偵察してみることに。
気づいたら上に来ていた

その後も周りを探索すると見覚えのある岩が…あら?

なんと!?元の場所に戻ってしまったっ
近場を一周して帰ってきたようだ。唯一繋がっているところが違っていた。時間も迫っていたので、今日は引き上げることに。
12:24出洞
泥だらけトリオ帰還

目的の最深部までは辿り着けなかったがハート型の開口部を見つけられたのでひとまず満足。
次回以降ここに来ることに備え、第2洞の洞口を偵察。第2洞は、第1洞の反対側にある。
第2洞洞口発見


第1洞より洞口は広い

13:42のバスに乗るため足早にちょうちん穴を後にする。13:30頃には川乗橋のバス停に到着。
アプローチが短いと出洞後の負担(特にメンタル)が軽くて助かる。青岩鍾乳洞はアプローチが長く3時間かかり大変な思いをしたらしい。
今回は最深部まで行けなかったのは残念だった。こうした複雑な構造の洞窟は、特に洞内の情報を参加者全員で読み合わせ、洞内の概念を把握する必要がある。でも前回とは異なり、現役だけで洞内へ入り引き返す判断をし安全に帰って来れたことが今日一番の収穫になり今後のケイビングに対しての自信に繫がった。
一緒に活動に来て下さり、指導して下さったAさんありがとうございました。
来年の春に第2洞からトライしたい!次こそは最深部へ!