なまぬるいかぜに巻かれたわたしと季節、
季節は太陽の明るさを受けて反射。
それから同じく桜。
綺麗な桜はわたしを静かに緩く攻撃して
奇麗過ぎる色香にわたしは憂鬱にさせられて
なんだか光が嫌になる
光なんてなければわたしは色を見なくてすんだのに
季節の認識もわたしの認識も持たないわたしに憧憬と嫉妬と、もう少しで届きそうな範囲に。
どうしたら憧れが憧れでなくなるか、嫉妬が消えるのか、
薄い意識のなかでかんがえて。
ぱったり目を閉じる。
目を閉じたら、優しい衝撃と弾けるような音に堕ちる、
わたしを揺する腕の温かさに、わたしは気付かない、

わたしは気付かない