昨日見た白詰め草はあたたかくて緑のにおいがした。
緑のにおいのなかで笑うきみとぼく、すこし淋しがり屋ですこし恥ずかしがり屋
恥ずかしがり屋だからおたがいに淋しいなんていえなくて
ふたりはいつもひとりぼっち。


きみには光があって近づけないから。
ぼくは綺麗でないから。
誰に言い訳するでもないのに、言い訳を考えるぼくはやっぱり恥ずかしがり屋で
恥ずかしがり屋のくせに、きみはいま、どんなことを考えてるのかなんて空想もしてみる。
きみの、ながい睫毛の影がおちる頬の赤さにそっと触れたら、ぼくはきっと恋をする、