世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし 在原業平(『古今和歌集』『伊勢物語』)
(もしこの世に桜が全くなかったのなら、春を迎える人々の心は、どれほど穏やかで落ち着いていただろうか。)
‐桜というあまりに美しいものがあるために春は心が騒ぎ、待ち焦がれて落ち着かないのである‐
4月になり、桜の季節になるとなぜか思い出してしまうこの一句。
一度は、古文の時間に聞いたことがあるのではないでしょうか?
平安時代を生きた人々は、桜に強い魅力を感じ、散ってしまう桜に寂寥感を抱いていたそうです。
近年、地球温暖化の影響を大いに受け、気温上昇による桜の開花が早まっています。今年も開花宣言より5~7日ほど早く開花したと報道されました。
今やあっという間に桜は舞い散り、葉桜になりかけています。
皆さんはこの光景をどう感じますか?
私は満開の桜は美しいと思いますが、散りゆく桜に寂しさは感じません。むしろ一年かけて咲くための準備をしたのに2週間ほどで散ってしまうからこそ桜が桜でいられるのだと感じます。1年中咲いていたら”桜”を美しいと思う人は多くはいないでしょう。
平安人と現代人との間には”桜”を美しいと感じる日本人としてのDNAが刻まれているのに対して、
散りゆく桜に寂しさを感じなくなりつつある現代人。
それらには時代を超えた”繋がり”と”ジェネレーションギャップ”を感じています。
前振りが長くなってしまいました💦
お世話になっております。
無事に3年生に進級しました 漕手高橋です。
大学生活も残り半分となり、あっという間に、いつの間にか終わりに近づいていることをしみじみと感じています。
私事ですが、近代日本語学・文学を専攻することになりました。
少しずつその片鱗を見せていけたらと思っております。
さて
4月といえば何を思い浮かべますか?そうです新歓です!!
先日、黎明祭が開催され、平日試乗会に休日試乗会も始まっています。
現部員は全員、”先輩”になります!
新3年生も先輩になるとき、どういう先輩でありたいかの話し合いをしたことを覚えています。
新2年生もつい最近そのような話し合いをしているようでした。
今回のブログでは私が思う”先輩像”について書きたいと思います。
結論からいうと、”先輩”には誰しも必ずなれます。年上だからです。学年が上だからです。
ただ、私と皆さんが考えている”先輩”とは違うと思います。
私の中では”先輩”=”尊敬できる人”です。
”尊敬できる人”とはどのような人のことを言うでしょうか。
・挨拶がきちんとできる。”おはよう”、”お疲れ様”、”ありがとう”…
・小さなことに気がつける人。”落ちているごみを拾うことができる”、”そろっていない靴を揃える”…
その他にも、責任感がある、誠実である、間違いを素直に認められる、他者を思いやれる、すぐに感情的にならない、物事を冷静に判断できる、多角的に物事を見ることができる、時間を厳守できる、一生懸命になれる…などたくさん挙げられます。
一言で言えば、「”当たり前のことを当たり前にでき、自分がなりたい理想の自分に近づこう”としている人」だと私は考えます。
特別、”先輩らしい”ことをする必要はないと思います。
人として尊敬される=”先輩”になるのだと思うのです。
先輩は演じるものか在るものか。
演じ続けた結果、そう在るのです。そして相手がいて、後輩がいて”先輩”になるのだと思います。
そのため”先輩”とは主観的なものであって、客観的なものでもあるべきだと考えます。
実際に普段の行動は見られています。(私だけかもしれませんが、、)
※私は皆さんが思っている以上に見ています👁️👁️
挨拶されなかったな、、言ったことをやってくれなかったな、、適当なことをしているな、、…
別に気にしてはいませんが、感じてはいます。
こういう事で何が起こるかというと、仮面を被った”先輩”になる可能性があるということです。
表面的には”先輩”であろうとしますが、内心的には”先輩”であろうとはしなくなるのです。
つまり、信頼関係的なつながりが弱く、薄くなるということです。
後輩は、周りの人は、自分が思っている以上に言動を見ています。
先輩は、後輩の言動に敏感です。
だいぶ話が逸れてしまったように感じますが、
結局は、”先輩”になろうと意気込まなくていいのです。
自分の立ち振る舞いが尊敬されるに値されたとき、そこで初めて認められた”先輩”になるのだと思います。
”先輩”とは自分が決めることではなく、相手・後輩が決めることだと私は思います。
体裁上の”先輩”にはなりたくないでしょう。
自分の理想の”先輩像”は各々異なると思いますし、それに近づいていくには普段の心構えを変えていく必要があります。
急にはなれないし、できません。少しずつやれることから実践していくことです。
時間や期限も守れない人が、大学の課題提出期限を守れるはずがありません。
いつも手を抜いて楽なことばかりしている人は、急に真面目に熱くなれません。
これでいいと思っている人が、成長できるはずがありません。
ドキッとした人がいるのではないでしょうか??
意識して時間をかけていくことで、それが”当たり前”に変わっていくのです。
それができる時間があるのが大学生だと私は思います。社会人になってからでは時間がありません。
”なりたい自分になる”過程は何ものにも代えられないとても価値のあるものになると思います。
”先輩”=”尊敬できる人”=”なりたい自分”
これが、私が思う”先輩像”であり”理想像”です。
p.s.
信頼関係は築くのにかなりの時間を要しますが、崩壊はあっという間です。
そうです冒頭でお話しした桜のように。
(一応、フラグ回収と桜と信頼の関係を示しておきます笑)