本日は国公立大学二次試験、前期入試でした。本日の試験に挑んだ方々、まずは大変お疲れさまでした。満足のいく出来だった人、後悔が残った人、様々な感想があると思います。中には前期試験の出来について何かを察し、中期・後期試験に向けてリスタートを切った人や、既に予備校探しを始めた人もいるかもしれません。いずれにせよ、今朝ボート部Instagramにも投稿したように、自分の努力を一番知っているのは自分です。ここまで努力を重ねてきた自分を、今日くらいは褒めていいと思います。そのうえで、それぞれに異なるであろう今後の進路に向けて、また明日から一歩ずつ歩き始めましょう。
無論、面接や別日程の試験など、前期試験が本日だけでは終わらない方々もいらっしゃると思います。是非とも最後の最後まで、自分の納得のいく試験に挑めるよう醜く足掻いて頂ければと思います。
また、推薦入試や私立試験を本命として既に合格を決めている皆さん。本当におめでとうございます。ひとまず、人生における一つの重要な分かれ道において、皆さんは志した進路を実力で勝ち取ったことになります。その点について、まずは胸を張りましょう。
そして、合格そのものは大変喜ばしいことではありますし、あらゆる方面から口酸っぱく言われていることではあると思いますが、くれぐれもそのことを周囲に誇ったり努力している姿を揶揄したりしないように。この時期には自分の人生の一大イベントである受験に集中するため、他の出来事や人にまで気を遣う余裕がなかなか持てないものです。そしてそれは自然で、致し方ないことでもあります。推薦受験の方は1年生からの定期試験で、私立専願の方はその受験に向けて周りより少し早い時期から、同じように「自分のため」に少なからず時間をかけていた筈、と言えばその理屈は納得できることでしょう。というわけで、くれぐれも皆さんお気を付けください。私はこれをされて友人だった人を1名ほど失いました。
ともかく、いずれに該当するにせよ人生はこれで終わりではありません。高校では進学実績の関係上、とかく志した大学名や学部を重視する傾向にあります。しかしながら人生において、進んだ大学の名前が人生に直接関係するのは多くの人の場合長くて大学院までの6年間、長く見積もっても就職して実績がモノをいうまでの10年間位です(無論そこまでの人生を経験したことはありませんが、ここまでの人生における伝聞を集約した結果、上記の結論に至りました)。人生100年時代、という表現は現在の平均寿命から考えると大げさにしても、平均寿命80年のうち上記の年数が占める割合など1/8です。滋賀県全体の面積に占める琵琶湖の割合1/6よりも小さい割合、と言えばその小ささが理解できるでしょうか。いや寧ろ琵琶湖の割合が想像より小さいことに皆さん驚いたかもしれませんね。私も初めて父から聞いたときはそんな馬鹿なと思いましたが、なんと事実だそうです。県のど真ん中にあるので実際より大きく見えるのでしょうか。琵琶湖といえば、西日本におけるボートの聖地のひとつ。私自身、電車の車窓からしか眺めたことがありませんので、いつか目的地にして行ってみたいものです。
…あれ、いつの間にか琵琶湖の話になってしまいました。兎に角、人生は長く、受験はその通過点にすぎません。過ぎてしまった結果にとらわれすぎることなく、なんとかして前を向きましょう。
この小噺を持ってくるにあたり、滋賀県出身の父にもっとも有名な滋賀県(旧近江国含む)出身の偉人を聞いたところ、何人かの名前を挙げてくれました。そのうちパッと最初に挙がった石田三成の名言が、今回のブログのテーマに合致していたのでここで紹介したいと思います。
「命を惜しむは、ひとえに我が志を達せんと思うがゆえなり」
命を投げうってでも名誉を求めた戦国時代当時の価値観にあって、この「目標を達成するために、命を大切にする」考え方は異端ともいえるものでしょう。現在でも「死に物狂いで」「命をとして」など、命を削る系の表現は幾つも世界に残っています。しかし、前述した通り人生は長い。遠回りでも、横道にそれても、目標達成の手段などいくらでも見つけられます。今を完全燃焼で生きるのも大変結構ですが、それに拘るだけでは気づけないものも人生にはある筈です。受験生は特に、前期試験という一区切りがついた今こそ気持ちに少しの余裕を持って生きていただければと、大学受験の経験者としては思います。
ちなみに完全に余談ですが、この記事を以て本ブログはちょうど投稿本数150本に到達いたしました。開設から恐らく3年弱。これも、渋い顔をしながらもなんだかんだブログを書いてくれる部員の皆と、日頃から本ブログに足を運んでくださるOBの皆様や部員の保護者様、また折に触れて顔を出してくださる読者の皆様の温かいご支援があってこそです。更新頻度もまばらな本ブログですが、これからもゆるりと更新してまいりますので、宜しければまた足を運んで頂けますと幸いです。
それでは。
文責:COX・広報長・漕手2年 谷村