お世話になっております。
3年の荒木田です。


そろそろ中古の教科書を探す私のような学生もちらほら出てきたでしょうか。あと1週間で夏休みが終わる、そんな現実を絶対に受けれたくない今日この頃です。

さて、つい先日ブログを書いたばかりですが、何せ今日は数時間に及ぶ長距離移動があったので、車の中で考えていたことをそのままつぶやかせてください。(自己紹介のようなタイトルしか思いつきませんでした...。)


私の最近の趣味は、今年ボートに熱中しすぎたからか、水辺で写真を撮ることくらいしか思い出せません。(大学に入ってから、趣味を見つけては見失っています。)他に強いて挙げるとするならば、行く当てもなくぶらぶら歩くことや、好きなメロディーを見つけるべく曲を聴き漁ること、家にあるもので何かおいしいものをつくることなどでしょうか。

今日車の中でふと気づいたのは、私が音に関することが好きなのではないかということです。先程挙げた中にもいくつか関連するものがありますね。昔から耳が繊細というか敏感で、心地よい音はとても好きで落ち着きますが、やや騒々しいだけでストレスを感じてしまうという欠点も持っています。(艇庫でも大きな音がすると顔をしかめていることがあるかもしれませんが、あまりお気になさらず。)ともかく、私が音に注目しやすいのかもしれないということです。考えてみると、私の趣味のいくつかは音が関連しているのではないかということが何となく分かってきたんですね。


そこで、趣味を忘れ去っていたここしばらくについて考えてみました。(といっても、ボートと建築しか出てきませんでしたが。)時間にそこまで余裕があるとは言えない状況でも、部活を自分の生活から外すということはしてこなかった私のことなので、ボートが趣味なんじゃないかと考えてみます。ただ、あのキツい練習が趣味かと言われたら、多くの人がノーと答えるでしょう。私もその一人だと思います。ただ、川で漕ぐって楽しいんですよね。もちろん辛いんですけど。ここで、実は音が好きでボートを楽しんでいたところもあるんじゃないかと思うようになってきたんですね。


車輪のついたシートが「シャー」という音を出しながら動く。ブレードが水中に入り、「ガボッ」という音が立つ。力一杯水を押した後、ブレードが空中に出てくると共に「ゴトン」という音が鳴る。再びシートが動き出す...。





もの書きじゃありませんのであまり上手に表現できないですが、こうやって漕いでいるとなんとも言えない心地よい音が永遠と鳴り続けます。全員の漕ぎが揃った時は艇が「グン」と伸びてそれも気持ちが良いものなのですが、音も完璧に揃って最高なんだなと気づきました。全員の漕ぎが揃う。艇が伸びる。そして良い音が鳴る。漕ぐテンポを上げれば艇はスピードに乗り、先程とはまた少し異なる音がリズミカルに鳴る。何だかいいですよね。もしかしたら、これもボートに取り憑かれた理由のひとつかもしれません。

逆に、ミスオールをしたとき。例えば、うまくブレードが出てこないとき。あの「ゴトン」という音は聞こえて来ず、代わりに、シャフトが水に潜って「ザザザッ」という音が鳴る。腕も力んでバランスも崩れる。これじゃあ心地よくありません。あのなんとも言えない感覚を感じるために、次の1本で立て直す。もしや、音に注目すれば上手に漕ごうとするようになるのでは...?おっと、ボートの話が盛り上がってきてしまいましたね。


音に注目する。これもひとつ新しい趣味の見つけ方かもしれません。好きなボートに関わりながら、自分の趣味も発掘しながら。そろそろ大学も始まりますが、また趣味探しの長い旅に出たいと思います。


3年 荒木田