お世話になっております。
3年の荒木田です。


まずはじめに、
この度の全日本大学ローイング選手権大会にあたり、ご支援、ご協力いただきました皆様へ感謝申し上げます。さらには戸田まで足を運んでくださったOBの方々、ご声援いただきありがとうございました。私どもとしても全国の舞台で結果を残せず大変悔しい思いではありますが、まずは皆様のお陰で無事大会を終えることができました。


書こう、書こうと思いながらここまで結局ブログを書けていませんでしたが、今朝見た夢がボートに関するかなりアツい夢だった(夢の途中のいいところで目が覚めてしまったのですが…)ので、今書くに至っています。




さて、2025は「しんどい」「楽しい」が入り混ざった、なんともひと言では言い表せないようなシーズンでした。

まずは、同期、凜さん、諒太さん、遼平、大成、監督、安島コーチへ。年度の最初から大変ご迷惑をおかけしました。首の皮が一枚繋がっているというのはまさにこのことかと思うくらい心が折れかけていましたが、皆様のお陰でどうにか漕手を続けられました。相談に乗ってくださって本当にありがとうございました。(やはり、困ったときの相談は大事なんですね。相談に乗ってもらいながら、本当に大切な仲間だなと改めて思いました。)

そして、本当にキツい冬トレ。色々な原因はありますが、余裕がありませんでした。気持ちに余裕がないって本当にしんどいなと思います。自分に向き合えなかったり、冷静な分析をできなかったり。そして、主将として周りへの気配りが全然できなかったのが本当に申し訳なかったです。全体を見回してくれていた同期の豪、ギャラリーで自分の練習が終わっても応援に時間を充てる後輩たち。頼もしかったですし、この場を借りて感謝を伝えたいです。本当にありがとう。自分としてはタイムを思うように伸ばせなかったり、試行錯誤してみても目に見えるような結果に繋がらなかったり。メニューもそうですが、他の意味でも色々しんどかったなと、振り返ってみて思います。




シーズンに入ってからも悩み続けた記憶があります。正解がいまいち分かっていないスウィープ種目への挑戦。(6年目にして初めての挑戦でした。)議論して色々試しては失敗の繰り返しで、何度も絶望していた記憶があります。どうやってバランスを取ればいいかについては何度議論して失敗したでしょうか。そして、シート順も何度も変えたけれど、最後までストロークをさせてもらいました。エルゴタイムも遅くて根性の無いストロークだったけれど、ついてきてくれてありがとう。一緒に刻んでくれた大成、俺からだいぶ文句言ってた気がするけど耐えてくれたね。そして、何回一緒に乗ったんだろうか笑 去年の金大戦からずっと一緒に乗ってくれてありがとう。未経験者でもやれるところを見せてくれた遼平。本当にかっこいいなと思います。とてつもない成長を見せてくれました。隼は一番重かったと思うけどよく後ろから引っ張ってくれたよね。スパートの時の喝は印象に残っています。一番長い付き合いだけど、最後一緒に乗れて良かった。熱いコールを入れてくれた豪、立派なCOXになって、間違いなく、出会ったCOXの中で最高だった。最後にようやく同期と一緒に乗れて、さらには大会に出られて本当にうれしかったです。(実は、ちゃんと同期と乗ったこと無かったんです。)




最後のレース。今までで一番のパフォーマンスを出せたし、最高に楽しいレースだった。1500mでの艇の伸びは初めて感じるほどのものでした。あの感覚は忘れられません。ただ、これだけ頑張ってきてもまだまだ努力不足だし、他にも足りないところだらけということを突きつけられて、改めて大学ボートのレベルの高さを感じました。濃い濃いシーズンの締めくくりとしてはあまりに無残なもので、辛くて辛くて仕方なかったです。ただ、間違いなく言えることは、今シーズン諦めずに続けて良かったということ。全てをボートに捧げられて、今振り返ると充実して素晴らしいシーズンだったなと思います。クルーのみんなにも感謝しかありません。




いつも支えてくれるマネージャー・サポートの皆さんへ、皆さんのおかげで私たちの練習が成り立っていますし、選手の成長に繋がっています。太陽の照りつける暑い日も、桟橋が凍るような寒い日も、毎日サポートしてくれてありがとう。自慢の家族のような存在です。我々漕手としては大会で結果を残すことで恩返しをしたいと思って日々練習していますが、今年もそれは叶いませんでした。結果を残せず本当に悔しい限りですが、チーム一丸となってまた次の大会へ向かっていきましょう。


私として忘れることができないのが、現4年生の存在です。今年は私が入部してから初めて、シーズンを通してインカレを意識し続けられた年でした。ここまでチームが戻ってきたのには、間違いなく4年生の力がとても大きく影響しています。4年生には、私が1年生の時から散々迷惑をかけてきて、無理な要望を言ったり、時にはぶつかったり、今思うと本当に失礼なことをたくさんしてしまったと思います。2025シーズンに入ってチームを動かす側に立って、ようやく4年生の力・凄さに何度も気づかされました。また、何より1人で役職を持ったりするなどの激務とハードな練習、学業を両立させながらチームを存続させた4年生を、心の底から尊敬しています。


さて、ようやく、ボート部に恩返しをする時期がやってきました。このインカレをもって、私は第一線からは引くことにするつもりですが、これからはまた別の形でチームに貢献していきたいと思っています。まだまだ艇庫に居させてもらいますので、引き続きよろしくお願いします。

と、シーズンが終わったような言い方をしてきましたが、まだ大事な全日本新人ローイング選手権大会が残っています。インカレメンバーが多く残った大本命のM4+、私が個人的にずっと見たかった(1年生の頃からずっとなんです)W4x+、2年生ペアのW2x、有望な1年生の乗った高身長M2x、どのクルーも非常に楽しみです。私もサポートで行く予定ですが、痺れるレースを期待しています。


3年 荒木田