お世話になっております。

2年漕手 高橋です。


 

先ず始めに、

 

9/3〜9/7に行われました、

全日本大学ローイング選手権大会

ジャパンオープンレガッタ

にて、沢山のご声援、ご支援いただきました全ての皆様に感謝申し上げます。


 

不甲斐ない結果でしたが、ベストタイムを10秒以上縮め、精一杯大会に臨めましたのは、皆様の支えがあったからです。


 

本当にありがとうございました。

引き続きご声援の程いただけますよう部員一同より一層練習に励んで参ります。




 

さて、

私は最近、様々な大学の体育会引退ブログを読み漁っています。


 

それに感化され、今ブログを書いています。


 

書き終えて読み直してみると、

かなり上からで、とても生意気で、くさく恥ずいことを綴っていました。

 

しかし、本当の思いを伝えることを憚り、

伝えることを避けてきた私の今の本音だと思って

最後まで読んでください。

現役部員の全員がこのブログを読んでいると信じて書きます。




さて、

本題へ入ります。


 

兄が学生時代に所属していた體育會で

代々主将が部員に尋ねていることがあるそうです。




 

「何のためにこの部活に所属しているのか」

「あなたの役割は何か」




 

今でも忘れられない兄の姿があります。

 

大学4年生のある試合

 

選手たちの燃え滾るような気合と

それを超えてくるかのごとく熱い声援を送る観客席

 

最終ピリオドまで一進一退の攻防

 

12対13 1点勝ち越し

 

残り16秒。

 

兄の放ったシュートがゴールネットを揺らしました。

 

その瞬間

巻き上がる大歓声と共に

ガッツポーズをしている兄の姿がありました。

 

兄の試合を沢山観てきて、あれほど感情が外に表れたゴールパフォーマンスは初めて見ました。

 

試合後、

チームメイトと抱き合い、涙を流している姿を見て、

 

そこに兄が部活を4年間続けてこられた理由を見つけたような気がしました。



 

「俺も、ああなりたい。」



 

これが私を大学でも部活に縛り付けている理由であり、目指したい姿です。




 

現ボート部員へ問います。


 

「あなたがボート部でいる理由は何ですか」

「あなたの役割は何ですか」

 

 

一般化すれば、「今、自分が多くの時間を割いていることは、一体何のためにやっているのか」

という問いです。

(ある方の言葉を引用させて頂きました。)


 

私は、答えられます。

 

しかし、これからも模索し続けます。

今見えている景色と、

4年生になって引退してから見えてくる景色は

きっと大きく異なって見えると思うからです。



 

この問いに向き合ってみてください。

 

今、答えることができる部員は多くいないと思います。

 

そんな簡単に見つけられるものではありません。

 

時間がかかってもいいので

この答えを見つけてください。

 

部活がなければ、

もっと自由で楽しい有意義な時間を過ごすことができるかもしれません。

 

その時間を割いてまで部活に所属している理由は何ですか?

 

この答えはあなたとボート部を強く結びつけ、

これまでとは大きく違う心の持ちようで部活に関われるはずです。


 

ここからは個別に語らせてください。


 

2年漕手

まだ勝ってない。

泣いてない。

笑ってない。

この同期だから俺は頑張れるし、

この同期と勝ちたい。

勝ちたいって全員が口を揃えていうから

それならとことん勝ちにこだわろう。


 

1年漕手

練習中は先輩も後輩も同期も経験者も未経験者も関係ありません。

もっと言いたいことを言おう。

私は、インカレ対校クルー内で未経験者ながらかなり口を出してきました。

(詳しいことが気になったらクルーに聞いてください。)

遠慮は要りません。だけど配慮は必要です。

自分勝手な発言・行動は何のためにもなりません。

 

もっと積極的になろう。

いつまでも受け身な姿勢でだめ。

もっとがんがんこい。


 

マネージャーさん

日頃のご飯、ビデオ撮影なと沢山のサポートありがとうございます。

 

もし、レースで、練習で漕手のためになっているのか不安に思っていたらはっきりと言います。

 

選手は結果で返そうと必死です。

その結果でしか返せないと思っています。

だから練習をより頑張れるのです。

 

形としても精神的な支えとしても

マネージャーさんからは沢山のものをもらっています。

 

何個か要望を聞いてください。

 

ボートについて少しでも知ってほしいです。

部員の、特に同期漕手の頑張りを知ってほしいです。

声をかけて欲しいです。

練習前、練習中の「がんばれ」

練習後の「おつかれ」

マネージャーさんの声がけは漕手にとって大きな力になります。

 

全漕手、より一層がんばります。

全員で、同じ方向を向いていこう。


 

最後に、

 

2年生へ

新人戦を戦い終えた後、ボート部に一線を引こうと考えている人がいるなら

はっきりと言います。

 

まだ早い。

辞めるな。

負けるな。

 

2年で諦めるのは早すぎます。

講義に、バイトに、趣味、就活に、卒論に追われても4年間駆け抜けた先に見える景色と得られる経験はきっと忘れられないものになるはず。

そして将来の支え、誇りになるはず。

 

もし、あの問いの答えを見つけ、この部で思い残すことがなくなったその時は、清々しい顔で一線から退いてもらって構いません。

 

忙しいから、辛いから、苦しいから、

ましてなんとなくなんて理由なら引き止めます。

 

コロナを経て、ボート部は2年生で辞めることが当たり前になっています。

俺らの代がこんな慣習を絶ちましょう。

4年間全員が部活を続けた奇跡の世代ではなく、

全力でボートに熱中できた代になろう。

4年間部活を続けることは辛いと思います。

だけど、同じ悩みを持った人は沢山います。

辛いのは、苦しいのは、忙しいのは自分たちだけではありません。

先輩のために、後輩のために、部のために、

そして1番は自分のためにあと2年続けよう。

 

周りには助け合える同期がいます。

我々を導いてくれる先輩がいます。

付いてきてくれる後輩がいます。

まだまだ輝ける舞台があります。

 

自分勝手なことを言っているのは十分承知です。

だけど本心です。

 

2年後の引退の日、

誰一人欠けずにこの日を迎えたいと思っています。




 

インカレに出漕なさった先輩方へ

 

凜さん

部活に勉強、とてつもなく忙しい中、インカレまで駆け抜けた姿はとても輝いていました。

その背中は大きく見えました。

今後とも部活に顔を出していただけると嬉しいです。

 

陸さん

たくさん相談に乗っていただきました。

また、部の立て直しに共に奔走できたことは大変貴重な経験となりました。

今後ともよろしくお願いします。

 

豪さん

主務、coxとして、とてつもない仕事を熟されており、本当に助かっていました。

インカレでの熱く痺れるコールは忘れられません。

ところで、

引退詐欺をなされているそうですが、

いつ現役に復帰するのでしょうか?

 

まだまだ話したいことはありますが、

本ブログでは割愛させていただきました。

 

また今度、話しましょう。



 

以上で、ブログを締めさせていただきたいと思います。


 

「伝える」

これは私が大学生活での目標にしている一つです。

本音を伝えることは勇気がいることです。

でも、伝えなければならない時は必ずあります。

事が過ぎる前に勇気を出してみましょう。


 

長々と稚拙で煩雑な文章になってしまいましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました。


 

2年

副将 高橋


 

ps 是非、引退ブログを読んでみてください。

心が熱くなります。私は何度も泣きました。

読むとこのブログの内容がよりはっきりとわかるはずです。