どうも、こんにちは。
あ、新入生だと思いました?残念、2年の谷村でした。新入生のフレッシュで希望にあふれた文章を読んでいると、得も言われぬ虚しさに襲われますね。萎れてしまった、などと形容するつもりなど毛頭ありませんが、やっぱり彼ら新入生の顔は、そして言葉はそのひとつひとつが輝いているように思います。羨ましいです。だからこそ負けてはいられません。ということで本日は僕自身としてほぼ一年ぶりの短いフリートークを、この場をお借りして展開させていただきます。文章構成が至らない点あると思いますがフリートークとはそういうものです。落語や漫談を聞く時のような、かるーい気持ちでお読みください。
落語といえば。実は僕、何度か落語を披露した経験がございます。といってもどこかで習っていたとかそんな大層なものではなく、独学で覚えた小噺・技をクラスや当時所属していたクラブチームで披露した程度ですが。「たいらばやし」に始まり「どじょう」「時そば」「ん廻し」…落語に造詣のある方なら幾つかはピンとくる噺があるのではないでしょうか。逆に定番中の定番である「寿限無」なんかはありきたりすぎるがゆえにやってませんでしたね。当時から逆張り精神は健在だったということでしょう。中高とライフステージが上がるたび、披露する機会は反比例式に減ってはしまいましたが、10年近く経過した今でも噺の流れは大方思い出せるあたり、やはり頑張って覚えた当時の思い出や記憶は体に染みついているものだなあと実感させられます。転校していく友達のクラス送別会で披露する機会を頂き、校庭の隅に生えた鉄棒の下(僕のクラスでは、クラス会といえば鬼ごっこだったのです。走り疲れた後の一席など、今考えればよくみんな聞いてくれたものです)、新聞紙一枚を座布団代わりにプラスチックの扇子で慣れないながらもたいらばやしをやり終えた達成感ときたら!多分そのクラス会を覚えているのは僕ぐらいしかいないでしょうが、全くもってよい機会と経験を頂いたものです。余談ですが、その後に学年全体で行った落語鑑賞でたまたま同じ演目が披露され、他クラスにも「谷村=落語」の方程式が広がっていたこともありありがたいことに僕の話題で持ちきりでした。そういう不思議な縁が繋がることも、挑戦の副産物だなと感じます。
さて、広報担当としてひとつ、読者の皆様にぜひお伝えしたいトピックがございます。
最近ブログの更新頻度が上がったと思いませんか?今年の一年生は実に優秀でして、現状締切りを破った不届き者は一人しかいません(その不届き者が誰かは敢えて伏せさせていただきます)。それどころか締切りの3日前とかに投稿してくれる神様のごときスーパー新入生も少なくありません。一年生が入部するまでにうちの学年で回していたときは全員が締切りをオーバーしていたのに。一年生が優秀なのか、うちの学年のブログへの意欲が低いのか、なんだかよくわからなくなってきました。まあしかしいずれにせよ投稿ラッシュによりブログのインプレッション数は鰻上り、僕が広報としてブログを取り仕切っているここ一年で類を見ないほどの数値を叩き出しています。素直にうれしいですね。でも少し悔しいです。やはり長文でなくとも短いスパンで投稿し続けることが大事なのでしょうか。いずれにせよ、僕は僕のやり方でこのブログのコンテンツを充実させていきたいところです。
…と、そんな文章を書いている正に今、1年生二人目の不届き者が絶賛滞納中です。本人からはブログの締切りを明示されているので信じるしかありません。流石になんとかしてくれる…筈です。期限過ぎているのですでに何とかなっていないと言われればその通りなのですが…。この場をお借りして圧でもかけておくとしましょうw
第84代内閣総理大臣であり、官房長官であった1989年に「平成」の元号を発表したことでも知られる小渕恵三氏は「宿命に生まれ、運命に挑み、使命に燃える」という言葉を残しております。人間皆誰しも、生まれたとき、組織に参画するとき、何かを始める時のスタートラインは往々にして選べないものです。そういったなかでも自身の人生を力強く生き抜き、自らが果たすべき仕事を見つけそれを全うするため全力を尽くす。大層な夢もビジョンもなくボート部に入り、広報やCOXとして、また一人の先輩として、自分を生きボート部を発展させんと苦闘する、今の自分に少なからず重なる言ではないかと思う次第です。漕手としては才能がなく、人としては未熟な自分だからこそ、他の同期や先輩にはない「等身大の仲間」としての姿を新入生に見せることもまた、僕が心を燃やすべき使命の一つだと思うのです。中曽根康弘氏や福田赳夫氏と同じ選挙区を戦い抜き、ニューヨーク・タイムズ紙に「冷めたピザ」と酷評されながらもその人柄で海千山千の政界を渡り歩いた小渕氏のように。そういう役柄も、組織にはまた必要不可欠でしょうから。
さて、艇庫の電気工事の関係で本日は自宅で寝られることになりました。急激に暑くなった新潟で、クーラーを動かしながら寝られる環境のなんとありがたいことか。今日はしっかりリフレッシュして、明日も一日頑張ります。それでは。
了
文責:COX・広報・漕手二年 谷村