表題作について。「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」とはよく言ったものですが、雨だと野球は中止になるし風だとボートは出せません。ただ現代日本に限れば、屋根や壁で凌ぎきれない分、波浪とかを含めればどっちかというと雨より風の方が人間の営みを打ち負かしてる印象ですね。と思いましたけど土砂崩れも含めると意外と雨の方が影響大きいかもしれません。あくまで個人の感想なんで反証されたらなんも言えませんが。まあいずれにせよ、人間という集合ですら雨風に負けるんですから個々人がそういった強大な力に抗おうなんざどだい無理な話です。そういうわけで、個人的には負けること自体はある種いいことだと思います。「負けないように」なんて思い詰めてたら人間壊れちゃいますからね。自分という存在をたかだか黒星一つで守れるなら安いものです。その黒星をその後の自分にとって意味のあるものにすれば、人生全体は大金星になると思いませんか?つまりは黒星の価値は守った自分のその後次第ってわけです。
なんて、たまにはちょっとカッコつけなこと書いてみました。柄にもないことはするもんじゃないです。このフェーズを短文で収めるはずが、そこそこな分量になっちゃいました。
えせ哲学をひとつまみしたところで、部員向けに僕の近況報告をば。新潟行きのフェリーに乗るとき、乗船のことをうっかり「乗艇」と言ってしまいました。もう末期(おわり)です。ところで実家から新潟の家に移動するときは「出かける」のか「帰る」のかどっちが適切なのでしょうか。生活の拠点とする場所に移動するという観点では「帰る」という表現が適切な気もしますが、それだと実家に到着したときに口をついて出る「ただいま」の説明がつきません。難しい問題ですね。日本語は奥が深いです。
フェリーでの部屋は行き帰りともに小さなパーソナルスペースが確保された席でした。新日本海フェリーの「ツーリストA」と調べれば出てくると思います。決して同社の回し者ではありませんのでご心配なく。荷物をベッドの上に差し上げようとしたら入口に頭をぶつけ、でかい荷物とヒョロい体がベッドに沈しました。ごめんなさい僕のシナプス。僕は君たちを守れませんでした。残った仲間を君たちの分まで大事にすることにします。
沢山たくさん書き足りないことはあります。また、書きたいことが変わった部分も少なくありません。経験した出来事や多くの再会によって、人の感情は移ろいやすいものですから。でもこの文章は内容の大半を元の形のままで出すことに意味があると思うのです。この文調で長い文章を書くと読むのに疲れるでしょうし。でも、最後に一つだけ。
「大学の学びを有意義に」という言葉は、今の僕には些か羊頭狗肉であるように感じます。今の自分が勉強に向ける意欲に、そこまでの自信は持てません。なればこそ、今だからこそ有り余る時間とエネルギーを、僅かでも将来役立つかもしれないと「今」直感した方向へ振り向けること、それだけは徹底したいと今回の帰省を経て強く思った次第です。
学びではなく、時間を有意義に。今の決意を、消えないうちにここに記しておこうと思います。
明後日からは合宿です。苦手なご飯作りを頑張ります。この駄文をお読みの皆さんもお疲れの出ませんように。ではまた。
文責:マネージャー1年 谷村