初めまして。漕手3年の中川葉南です。
私は3年生ですが今年度入部したというやや特殊な経歴の人間なので、そもそもボート部に入部した経緯をここで書こうと思ったのですが、ここ最近インカレで貴重な経験をさせていただいたのでその時の出来事を話そうかなと思います。(入部した経緯は追々話していきたいと思います)
〈写真と肉眼〉
私はサポートとして主にレース場の橋の上で撮影をしていたのですが、同じく撮影をしている男性に声をかけていただきました。
その方は「写真は水中の様子がくっきりと見えるから良いね。」とおっしゃっていて、単に記録することに注力していた私には考えたことのない視点を話されていました。
私個人の感覚かもしれませんが、撮影はどうしても「いかに撮るか」ということが無意識に頭の中にあるので、純粋に肉眼で見るときの「どのように漕いでいるか」という意識が少し薄れてしまいがちです。
そういうこともあり、カメラ越しで見ることに多少の煩わしさを感じていたのも正直ありました。
しかし、男性のお話を聞いていて撮影は記録という側面だけでない利点があることを知り、ボートの技術向上のためにも改めてカメラとの向き合い方について少し考えてみようと思いました。
(まあやり過ぎるともはや写真部になってしまいますが)
〈北海道大学さんとの関わり~雄壮な歌を添えて~〉
私はインカレの間北海道大学(以下北大)さんと相部屋で寝ていたのですが、6日の夜に北大のマネージャーさんが「ひとりごつで目覚ましにしよう」「あれなら絶対起きれる」と言っていたので、私はなんて可愛らしいマネージャーさんなのだろうと思い、あの小さくてかわいいやつが歌っているのを想像しながら眠りにつきました。
しかし、7日の早朝に響いた歌声はひとりごつでもなんか雄々しくて壮んな大勢の男性らだったのです。
その迫力は焼けたパンにまるごとバターを置くような力強い音圧で、あまりに想定外の情報に脳の処理が追いつかず、考えるのを止めた私は再び深い眠りへと落ちてしまいました。※
(別の目覚ましをセットしていたので遅刻は免れました)
これだけ聞くと個性的な方々で終わってしまいますが、北大さんからは全国区の大会に初めて来た私に気さくに声をかけていただいただけでなく、北大含む他大学のボート部事情についてのお話もいただきました。
人数が多くても漕手の割合が大きいためマネージャーの手が回っていない話や、海越えるだけでも交通費が馬鹿にならないという話を聞いていると、どの地域も苦労されているのだなということを感じました。
普段の活動では自分を見つめることが多いため、こうした大会をきっかけとして様々な方とお会いできたのは、ボートの技術的な学びという点だけでなく自分の視野を広げられたという点でも非常に良い機会となりました。
そもそも新大ボート部の勧誘が無かったらこうした機会すらもいただけてないので
改めてすべての人との出会いに感謝いたします。
長文失礼しました。
※参考 北大さんがおそらく流していた目覚まし:(1) 超絶覚醒ひとりごつ オトワレ×200匹 - YouTube