南丹市立文化博物館 

令和3年度夏季企画展

「鉄道と観光ー地域をむすぶ交通ー」における画期的な展示

【投稿日 令和3年8月23日】

 

1 はじめに

(1)南丹市からのLINE

 本年8月16日、南丹市から次のLINEが来ました。

<引用>

※南丹市からLINEにて送信のあった令和3年度夏季企画展の案内(表面)

 

 

<引用>

※南丹市からLINEにて送信のあった令和3年度夏季企画展の案内(裏面)

 

 

(2)南丹市立文化博物館訪問(私自身の行動)

 上記の資料(南丹市立文化博物館 令和3年度夏季企画展「鉄道と観光ー地域をむすぶ交通ー」の案内チラシ)をLINEで確認し、一度展示内容を確認する必要があると思い、自分自身が休みの日の8月17日、椎間板ヘルニアのリハビリ終了後、南丹市立文化博物館を一人で訪問しました。

 

(3)南丹市立文化博物館入館時

 コロナ対策のため、アルコール消毒の後、体調や連絡先等の記入を求められ記入し、非接触型の検温器(スマホ型?)にて検温が実施されました。検温の結果、平熱でした。

 検温後、展示室に入館しました。

 

 

 

2 南丹市立文化博物館 令和3年度夏季企画展「鉄道と観光ー地域をむすぶ交通ー」における展示内容

 令和3年9月26日まで展示される予定のため、実際に展示されている写真等を今回のブログで引用等するのはやめておきますが、南丹市立文化博物館で販売されている次の本にほとんどの展示内容が掲載されておりますので、その本の表紙を紹介します。

※南丹市立文化博物館 令和3年度夏季企画展「鉄道と観光ー地域をむすぶ交通ー」の展示内容について掲載された本の表紙。南丹市立文化博物館にて販売されている。

 

 

 

3 上記企画展における画期的な展示内容

 実は、上記の、「南丹市立文化博物館 令和3年度夏季企画展「鉄道と観光ー地域をむすぶ交通ー」」において、1点、非常に画期的な展示がありました。これは、山陰本線が客車王国時代だった昭和63年(1988年) 9月以前の口丹地区では絶対に考えられない内容の展示でありました。(その頃の口丹地区の行政・政治家・一般住民のDD51牽引客車に対する感情については、下記の#㋐13のブログで簡単に触れておりますが、後日、改めて投稿しようと考えています)

 この企画展自体は9月26日まで開催されているため、その写真を引用等することはやめておきますが、非常に重要な展示写真であることも事実ですので、その内容を文字で説明したく思います。詳細は次の通りです。(なお、この写真自体は、上記2で掲載した本のP28に掲載されています)

<内容>

(1)写真のタイトル

園部駅を出発する列車 昭和55年2月 個人蔵」

※南丹市立文化博物館が販売の『令和3年度夏季企画展「鉄道と観光ー地域をむすぶ交通ー」』の本のP28に掲載されています。

(2)写真の内容

①写真の状況から、昭和55年2月(?)日の午前10時頃の、国鉄山陰本線園部駅の写真と考えられる。

②①から、写真に写っているDD51牽引の旧型客車(8両編成)は、国鉄山陰本線園部駅出発直後の上り普通列車で、京都行きの旧型客車(当時の時刻表によると834レ)と考えられる。この834レは、1979年12月及び1980年3月の時刻表によると、浜坂が始発の福知山行き旧型客車(522レ)に豊岡から連結される旧型客車で、豊岡~京都間は834レとなり、福知山で浜坂からの旧型客車は切り離され、その後は834レとして京都まで向かう普通客車列車、とのこと。

③①から、写真に写っている園部駅に到着後の下り50系客車(9両編成)は、京都発園部行きの50系普通客車列車(323レ)と思われる。

④『鉄道ピクトリアル』(2007年2月号)によれば、福知山の地区に50系客車が投入されたのは、昭和54年(1979年)12月、とのことであるが、③から、このことが裏付けられた。

 

 

 

 

4 参考までに

※このブログでは、昭和63年9月以前の客車王国時代の山陰本線に関して「(参考)客車王国時代の山陰線京都口についてですが、私以外の口丹地区の住民は一致団結して一日も早く電車に変わることを強く望んでいる状況で、政治家は選挙のたびに山陰線複線電化を強く訴える状況でした。これについて後日改めてブログを作成します。」と記載しております。

 

 

②旧型客車や50系客車等の廃止、山陰本線普通客車列車の廃止等に関しては、今回は記載しておりません。

 

 

 

 

<参考文献>

1979年12月及び1980年3月時刻表

『令和3年度夏季企画展「鉄道と観光ー地域をむすぶ交通ー」』(南丹市立文化博物館)

『鉄道ピクトリアル』(2007年2月号)

 

 

 

<今回のPick>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

引用箇所について転載等禁止

 

誤字脱字等があればその都度訂正します。

 

本日も最後までご覧いただきありがとうございました。