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ブログネタ:今まで何回「恋」をした? 参加中恋をしたのは一回だけ。
『初心忘るべからず』
世阿彌が残した言葉である。恋との出会いも、また初めての相手によって始まる。そこに初心としての感動、初々しい趣があるというものだ。
お菓子のバームクーヘンの輪みたいに、想いに焦がされて輪が広がり大きさを増してゆく。
年輪は幾重にも重なり、揺るぎない大樹となる。
年輪を数える事で、恋の回数を追想できるはずだが、外側から見えるのは表皮のみである。幹を切り倒さねば輪を数える事は出来ないのだ。
常に恋に晒されるのは、表の皮なのである。内側の年輪は黙して語らず支えるのみ。
そこに初心としての恋があるのだ。
ただ初心であること。
恋とは、いつも初めてでありたい。
恋を語る事。
男性の場合、恋を数える姿は未練がましく、矮小で情緒にすぎる。女性が求めるのは、見せる数ではなく泰然たる年輪の広さであろう。
『秘するが花』
恋の花とは、花を見せぬ事で成就するものだ。
それならば、人は年齢に限らず恋は可能だ。
時に『老木に花を見る』まさに優れた寓意ではあるまいか。

