サロンで終始する
昨夜、舞台撮影の後…ある能楽師の方に『最近、誰が撮影した場合でも、シテに寄って撮るだけの写真が多くて、舞台と役者の位置との関係が見える写真がない…お囃子方とかの肖像権が難しいのはわかるけど、無難なアングルの写真ばかりが増えた…』と、意見されました。
これは単にレンズを引けば解決する問題ではない…答えはあって、ないようなモノです。
そう言えば、『デジタルフォト廃刊』だとか。
私は銀塩写真なんで、無関係な雑誌と思い、ほとんど手にも取らなかった。
デジタルカメラで撮影した写真が、綺麗に写るのは『当たり前』だと思っているんで…でも、実は本当は写真時代の終焉かも知れません。
日本で写真や絵画など芸術家が、今一つ育たないのは、作家作品を買う、飾る、という習慣が薄いからだと思います。
作品発表もサロン内で終わってしまうんですね。
曰く…作品で生活を賄うなんて、一部の作家で充分でしょう。そんなの趣味で続けるのが正解ですよ…君、普通に社会で働く意志はないの?
要するに脱落者だよね…。
まぁ…嫌みな言い方を並べましたが、世間はこんなもの。
東京芸大ですら、『趣味的な世界に税金を費やすのはいかがなものか…』と、その存在意義を認めないって人が多いですから、結果…才能も人材も日本からアメリカに出てしまうんですよねぇ。


