「何位だったの?」
「分かんない」


誰かに聞かれてこう答えていた娘


運動会の徒競走の話です



完走後にシールがもらえて
1位、2位、3位、かんとう賞


娘がもらってきたのは
「かんとう」2つ


つまり、そういうことね



そのシールを連絡帳に貼っておくことにした娘
そして、私にこう言ってきました



「ママー!シール書いて!
 1位って」



そこで気付きました


悔しさがにじんでいることに



「1位が良かったの?」

「うん」

「悔しい気持ちがある?」

「うん」


そうかー、と心の中でニヤける私


娘は外ではそんなに感情が見えないから
自分の中に「悔しい」があることに
気付いているの、いいなぁと思った



私が想像していたより
おしとやか走法だった娘


闘志とか必死さが
見えないヤツ


だけど
外には出ない想いがあるよね



こういう瞬間に
愛おしさが爆発するよね



だから、
私はこんなメダルを娘に書いたのだ






「かんとう」は「かんどう」に



思い付いた瞬間に
私がガッツポーズしたヤツ


「おぉ!」


って今日イチバンいい顔してた



右下の絵は
パパからの賞です




ということで
私のドヤ話でした





母屋から帰ってきた弟が
シールを見てひとこと


「どかうん?」


おいっ!
横読みするなっ!
私のドヤさえ奪うなっ!


以上、大木家の運動会の夜でした


大木きぬよ(ぬー)