私、車の運転と道を覚えるのが非常に苦手です。
やらなくていいのなら、やりたくないのです。
なので、家族で出かけるときは運転は絶対ダンナ。
長距離でも交代なし。
なんなら、ナビ操作ももたつくのでダンナ。
助手席に座るけれど、まったく助けにならない人です。
でも、岩手で暮らしているとそういうわけにもいかず、
頑張って運転しています。
で、先日、一時間運転して盛岡まで行ってきたわけですが、
かーなーり、自信になりました。
物理的枠が拡がった気がしてね。
でね、初めて行く場所の場合、カーナビが付いていない私は、
まず、地図アプリで経路を確認します。
そして、大体の行き方を調べた後、必ずダンナにチェックしてもらって、
地図と言葉で説明してもらうんです。
この時のダンナ、すごいんですよ。
「ここは3車線で直進は真ん中のレーンだけだよ。」とか、
「この道路は次に右折だから右車線にいなよ。」とか、
私が一番苦手な車線変更のタイミングを細かく教えてくれるのです。
よく頭に入ってますね~!と感心しきり。
私ね、前に車線変更に失敗したことがあって、
車線変更が、かーなーりトラウマなんです。
「もし、右折できなかったら、左折を繰り返したら行けるよね?」
と、質問してしまう位、苦手なんです。
「できるけど、俺ならしない。」とバッサリ斬られましたけど。
こんなビビリな私なのですが、
私はダンナの運転技術とナビ能力に100%の信頼を置いているので、
ダンナにチェックしてもらって経路を確定すると、絶対大丈夫!と思えるのです。
これ、私のジンクス。
でね、思ったの。
子どもともこんなジンクスや関係を作りたいなって。
私、道に関しては本当に覚えが悪くて、
しかも自分の運転技術にも全く信頼がないから、
さっきの「左折を繰り返して右折」みたいなバカみたいな質問も、
不安丸出しで同じことを何回も確認したり、プライドゼロ。
ダンナに対してはこれができるんです。
だから、子ども達にとってもこんな存在でありたいなって。
不安なこと、かっこ悪いとこもさらけ出せる存在。
今は、まだ幼いからママのギューーーーッで大丈夫だったりするのだけど、
いつかハグもしなくなった時に(させてくれなくなった時に)、
「母さんに話したから大丈夫だ。」とか、
「母さんが大丈夫って言うんだから、大丈夫でしょ。」
と思ってもらえるような関係を築いていきたいな。
そして、いつか、どんな自分も見せられるパートナーに巡り合ってほしい。
その時はもう母さんに話してくれなくてもいい。
盛岡までの道すがら、こんなことを考えたのでした。