やっぱり、子どもたちの声っていい。
帰ってきて、部屋に灯りが付いているのがいい。
「ママ、おかえりー!」って駆け寄ってきてくれるのがいい。
飛びついて抱きついてくれるのもいい。
「ママ、これあげるー!」って風船を差し出すのもいい。
おしゃべりが止まらないのもいい。
ダンナがソファから一歩も動かないのもいい。
私が東京から帰ってきた次の日の朝。
「ママ、ママ」と泣いている息子を、娘が抱っこしたがって、泣いた。
息子はママに抱っこしてほしいのだけど、
娘は弟を抱っこしたかったらしいのだ。
この時に思った。
「あー、2日間、ママをしていてくれたんだな」って。
いつもだったら、二人いっぺんに泣かれるとしんどいのだけど、
この時は娘の気持ちが分かったような気がした。
そうしたら、イライラすることなく、泣き止むまで待てた。
泣くってことは、何か伝えたい気持ちや、叶えたい想いがあるのだから、
「泣く」という行為の奥にある気持ちを汲むか、
それを自分で言葉にできるように待てばいいのかな、と思った。
「ママがいない間、ママをしていてくれたんだね、ありがとう。」
と伝えることもできた。
そしたら、「ママしてないよ。」って言われたけど。
ちなみに、私が東京に行っている間に送られてきた写真はこの1枚のみ。
楽しんでいるのがよく伝わる。
二日ともパパと公園に行ったらしい。
おやつに大きいアイス、ひとりで食べた!と嬉しそうに話してくれた。
私がいると分けっこだもんね。
アイスもほとんど買わないし。
だから、パパと過ごす日々はいろいろスペシャル。
以前は「チョコはやめて。」とか色々注文出してたけど、
私がいない間はノータッチにした。
私はあげない。パパはあげる。
それでいい。
私だって、ほとんど連絡せず、
自分のやりたいことに集中して楽しんでいたのだから。