お風呂上りに、母の真似をして顔にオイルを塗っている娘(4歳)。

 

なにかの拍子に突然言う。

 

「〇〇(娘)、かわいくない。」

 

「えーー??可愛いよ?」と言うと、

 

「だって、幼稚園で、長いスカート履いている時に、

 

◆◆ちゃんと◇◇ちゃんが〇○(娘)は可愛くないって言ったんだもん。」

 

 

あら。

 

これはいつの話なのかしら。

 

春休みに入ってすでに10日過ぎ。

 

やっと出てきたこの言葉。

 

ほんとはずっと心の中にあったんだね。

 

「ママは○○、とっても可愛いと思うよ。」

 

と言っても、どんどん涙がたまっていく娘。

 

「〇○は自分のこと、可愛いと思う?」と聞くと、

 

コクリと頷いた。

 

はぁ、良かった。

 

「自分で自分のこと可愛いと思えるのが一番大事なことだよ。

 

パパもママも〇〇がとっても可愛いし、

 

○○も自分で可愛いと思っている、それで良くない?」

 

ブンブン、顔を横に振っている。

 

そうだよね。

 

仲良しのお友達から可愛くないって言われたら嫌な気持ちになるよね。

 

でも、ママはあなたが自分のこと可愛いって思っていてくれたことが嬉しいよ。

 

その後は「可愛い可愛い」と言いまくって、魔法をかけておしまい。

 

 

娘はどう感じたか分からないけれど、

 

私は娘に言っていて、自分にもすごく響いた部分があった。

 

 

「自分が自分のことを好きで、

 

家族や近しい人が、

 

そんな自分を好きでいてくれたら、

 

それで良くない?」

 

うん、それでいい。

 

それが、いい。

 

娘に言いながら、自分にも言っていたんだな、きっと。

 

そう思えると、心がザワつくことが減ったような気がする。