世論調査 | Darknight・Prom NTRC特撮軍団長・ヤラセロウ大元帥のブログ

早いもので、今年も「日本人が年に一度、戦争と平和について考える月間」がやって来た。8月4日付T京S聞朝刊は、日本世論調査会が3日にまとめた「平和に関する全国郵送世論調査」の結果を公表、それによると、「専守防衛厳守」との回答が68%、改憲し、自衛隊を「軍」と明記すべきとの回答が20%、今後10年以内に、世界のどこかで核兵器が戦争で使用される可能性は「大いにある」「ある程度ある」を合わせて72%とのことである。

 

「専守防衛厳守」が過半数を占めたことは、T京S聞には喜ばしいことだろうが、田母神俊雄氏はかねてより、「専守防衛で実行可能な戦闘は本土決戦のみであり、これは軍人が最も避けたいことである」と指摘している。ヒダリスト連中は、「シビリアン・コントロール」の意味さえ理解せず、「制服組」を意思決定から遠ざけることを美徳のように考えているが、一朝有事の際、「遺憾砲」は屁の突っ張りにもならない。次期戦闘機の第三国への輸出拡大について「不安を感じる」が72%だったことも嬉しい数字だったろうが、「日米安保解消賛成」は2%に留まり、家族や身近な人から自衛隊員になりたいと言われたら、「どちらかといえば」を含め賛成が計47%、反対は計52%とほぼ拮抗し、台湾有事への対応は、「非軍事の手段」54%に対し、自衛隊の南西シフト賛成が76%、首相の靖国神社参拝は「するべきだ」が65%、自衛隊幹部等の集団参拝を「問題視しない」は63%と、「不都合な数字」も目立った。

 

「不都合な数字」について、T京S聞は東京都立大教授・木村草太の口を借り、「日米安保強化」については、「『強化』とは武力での貢献」「戦争で多くの人命が失われるということに思いを致し、安全保障の選択肢を厳しく、具体的に考えるべきだ。」と述べさせた。もし、日本が特亜3国やオソロシアに侵略されても、アメリカは武器弾薬の提供はしても、直接戦闘には参加しないだろう。自衛官に多大な犠牲を強いることなく、自力で国を守ることを考えるのが、政治の使命であることを、木村草太は理解しているのか?靖国参拝についても、「根本的に過去の国家体制の賛美であり、戦後の日本が国是とした侵略への反省と相いれない。そもそも首相が職務行為として参拝することは政教分離違反だ。」と、ヒダリスト丸出しの主張をさせる。結局T京S聞は、頑迷固陋な左翼反日系メディアであることを、改めて曝け出す結果となった。

 

現実を直視し、平和を守る為のリスクについて考える動きが生じることは、実に結構なことである。祈って平和が守れるならば、ウクライナはオソロシアに蹂躙されようか?綺麗事では平和は守れない。