そろそろです | 院長のよもやま話

院長のよもやま話

1971年生まれの小児科開業医の独り言です。
明日もいいことありますように。

扇の要、移籍・・・

 

インフル、増えてきた。

先々週?伊良林小学校でかなりの流行、

どーかしら?と思ってたけど、

先週、今週と明らかに増加傾向、

もう少し拡がってから冬休みかしら。

インフルエンザ、ちょっと基礎知識。

インフルエンザにはA型、B型、C型、があります。

人に感染するのはA型とB型。

A型の中にも(今は)2種類、B型も2種類存在します

(「今は」を詳しく話すと長くなります)。

Aはいろんな動物に感染しますけど、

人と共通で感染するのは鳥の「カモ」です。

なので人のインフルをいくら退治しても「カモ」で

感染し続けるので無くなることはありません。

ちなみにBは基本感染対象は「人」です。

一般的な特徴として、

A型は、急に熱が高くなって、倦怠感が強くてグッタリ

でも予防接種の効果も薬の効果も高め。

B型は、熱は上がるけど症状はマイルド、ダラダラつづく。

予防接種も薬もAよりは効果ひくめ。

熱が出たら、抗ウイルス薬内服は早いにこしたことはないけど、

検査陽性が出やすいのは発熱後8時間。

かなり疑わしい状況(家族がとか、クラスが学級閉鎖とか)では

検査が必須ではありません。

30年前はインフルの薬はありませんでした。

でも、みんなが重症になったわけではない。

基本「冬に流行るかぜ」ですから、寝てるだけでも治ります。

予防は?

コロナの時にあれだけ流行しなかったのは、

うがい、手洗いもあると思いますが、

人の流れを止めたのが一番の抑止効果。

人の流れがあるいじょう、流行は止められないかしら。

予防接種の抑止効果は5割ぐらい、でも重症化は防げる。

やれることがあるとすればワクチンぐらいかしら。

皆さま、流行情報にはご注意を。

 

あと2週間で大晦日、実感ないなぁ。