さとちゃんはどーなったんだろう? | 院長のよもやま話

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1971年生まれの小児科開業医の独り言です。
明日もいいことありますように。

台風、あれよあれよで直撃コース

来なくていいのに・・・

 

「冷たい校舎の時は止まる」、辻村深月さん、読了。

上巻下巻で1200ページ、長い。

辻村さん、「島は僕らと」「鏡の孤城」他なんか読んだ?

中高生の話が多いのかな?

東京での研究会、ホテルで読んだ新聞に辻村さんの特集あり、

デビュー作は高校3年生の受験の年に書いてた、と。

書きながらお友達に読んで貰って好評だったので、

大学中?就職してから?出版になったとか。

で、興味をひかれて読んでみた。

高校生でこんなの書けるとか、才能よね。

内容は「鏡の孤城」とかなりだぶる気がする。

閉ざされた空間内での複数人の心理状況、

各章でそれぞれの一筋縄でいかないバックグランド紹介、

そして終盤にかけての伏線回収とあっとおどろくどんでん返し。

骨組みはほぼ同じ、ファンタジックな要素が強く、

ハッピーエンド感があるぶん「鏡の孤城」の方が人気が高いのかな。

登場人物のキャラクターがマンガのキャラクターのようにわかりやすい。

ヒーロー役、秀才タイプ、不良タイプ、はかなげ可憐なヒロイン、

どの人も共感できる弱さを持ってるところが人気の理由?

作家さん、通常であればストーリーは最初から最後まで考えて

登場人物の背景を肉付けして、この場面でこれを書いてとか、

設計図をつくってから書き始めると思うんだけど、

高校生の時に書き始めた作品、書きながら展開させていった?

どっちなんだろ、気になりました。

長女が読んだことあって、「コワイ、読めない」とか言ってましたが、

怖くは無い、全然、夜もよゆーでトイレ行ける。

ちょっと内向的な心理描写が物語の雰囲気を暗くしてましたが、

それも、学園サスペンスの一部として?

でもサスペンスっていうよりは青春もののカテゴリーかしら、個人的には。

辻村さん、貴志さん、伊坂さん、森見さん、万城目さんとかと並んで

お気に入りリストに追加かしら?

たぶんまた読みそ。

 

雨降ってきた、当院明日は通常診療(午前診)予定、

問題は金曜か