梅雨明けよね、きっと。
六人の嘘つきな大学生、浅倉秋成さん、読了。
この人の作品ははじめて。
単行本のときからずーっと本屋さんに行くと平積みされてて
気にはなってた。
欺しあい、っていうのがピンと来なくて手にとっては
無かったけど、文庫になっても平積みされてて、
読む本が切れたところなので購入。
大学生の就職活動の話。
私、医学部にいったので就職活動の経験はない。
毎年シーズンになるとニュースになるし、
大変なんだろうなぁ、とは思うけど、ニュアンスがつかめない。
今回読んでみて就活の深刻さ、切実さを、
ちょっとは感じることが出来た気がする。
物語構成は2部に別れてて、
1部の主人公と2部の主人公が異なる。
いろんな伏線があって、最後にはしっかり回収、
「カメラを止めるな」以来、いっぱい伏線まいて
最後に網羅的に回収するやり方が流行?
すっきりして楽しいけど。
早、慶、明、立教、お茶の水女子、一橋、
東京ローカルな大学ばかりで、
地方育ちにはつかめてないところもあったやもしれませんが、
売れてるお話しだけあってしっかり楽しめました、
もう一回ひっくり返してほしかった気もするけど。
就活、知らない世界をのぞけた気はする。
大学受験の時も思ったけど、
そんな30分程度の面接で人の適正なんてわからないよ。
面接官自身の適正だってわかんないしね。
人生ってちょっとしたことで変わるよねぇ。
う〜ん、みなと祭り、今年も雨っぽい。