私の知らない世界 | 院長のよもやま話

院長のよもやま話

1971年生まれの小児科開業医の独り言です。
明日もいいことありますように。

梅雨明けよね、きっと。

 

六人の嘘つきな大学生、浅倉秋成さん、読了。

この人の作品ははじめて。

単行本のときからずーっと本屋さんに行くと平積みされてて

気にはなってた。

欺しあい、っていうのがピンと来なくて手にとっては

無かったけど、文庫になっても平積みされてて、

読む本が切れたところなので購入。

大学生の就職活動の話。

私、医学部にいったので就職活動の経験はない。

毎年シーズンになるとニュースになるし、

大変なんだろうなぁ、とは思うけど、ニュアンスがつかめない。

今回読んでみて就活の深刻さ、切実さを、

ちょっとは感じることが出来た気がする。

物語構成は2部に別れてて、

1部の主人公と2部の主人公が異なる。

いろんな伏線があって、最後にはしっかり回収、

「カメラを止めるな」以来、いっぱい伏線まいて

最後に網羅的に回収するやり方が流行?

すっきりして楽しいけど。

早、慶、明、立教、お茶の水女子、一橋、

東京ローカルな大学ばかりで、

地方育ちにはつかめてないところもあったやもしれませんが、

売れてるお話しだけあってしっかり楽しめました、

もう一回ひっくり返してほしかった気もするけど。

就活、知らない世界をのぞけた気はする。

大学受験の時も思ったけど、

そんな30分程度の面接で人の適正なんてわからないよ。

面接官自身の適正だってわかんないしね。

人生ってちょっとしたことで変わるよねぇ。

 

う〜ん、みなと祭り、今年も雨っぽい。