崎戸あたりにいっぱいいる | 院長のよもやま話

院長のよもやま話

1971年生まれの小児科開業医の独り言です。
明日もいいことありますように。

朝から食べた調理パンが・・・

 

有頂天家族、森見さん、読了。

久しぶりの森見さん、株とかなんとかめんどくさい本読んだんで

何も考えたくなくっての森見さん選択。

京都の街が舞台のタヌキの話。

登場人物はタヌキと天狗と人間、部類としたはファンタジー?

くだらない大学生の話を書かせたら右に出る者がいない森見さん

今回もそのくだらなさが全開で発揮。

四畳半神話大系とかはドラマかな?とおもいますが、

有頂天はアニメな感じのお話でした。

森見さん、京都大学出身、出身も関西?

万城目さんと並んで京都が舞台のお話しが多い。

よっぽど大学時代が楽しかった?

京都の街の細かい地形や風情が物語に溶け込んでる。

京都好きな人は場面が想像しやすくたまらない感じ。

この前の長崎舞台のドラマな感じかしら。

有頂天、出てくるのはタヌキだけど家族愛の話。

森見作品でスタンダードな役に立たないろくでもない師匠がいて

くだらない事に命をかけるこだわりの強い主人公が出てくる。

主人公はたいがい持てない人が多いんだけど、

今回の主人公は意外ともててる?タヌキだけど。

帳尻があわない感じもありながら

主人公のキャラクターと、ファンタジーのパワーで

押し通す、ドタバタ感が魅力。

シリアスな森見さんもいいけど、こっちが定番。

期待通りで大変面白かったです。

 

来週からは4月、この前開花とかいってたけど

もうビックリするくらい咲いてるんだけど、サクラ。

ここからはゆっくり楽しませて欲しい。