ゼロコントロールを目指す | 院長のよもやま話

院長のよもやま話

1971年生まれの小児科開業医の独り言です。
明日もいいことありますように。

今日から長袖、長ズボン。

 

週末、学会参加、勉強してきました。

総論

ここ2年、学会はほとんどオンラインでの参加。

交通費かからないし、会場移動ないし、

コーヒー飲みながらのんびり聴けるし、

前に座った人の座高が高くて見えない、なんてないし、

それはそれで便利だったんですが、

なんとなく「空気感」が伝わらない。

野球をテレビ観戦するのと、野球場でみるのの違いと同じ感じ。

で、久しぶり行って来ました「日本アレルギー学会」

webも併用だったので、コロナ禍前の学会と比べれば

人は少ない。

それでも注目のセッションでは立ち見が出ることも。

全体の感じとして、

コロナ禍前は食物アレルギーが一番盛り上がってましたが、

今回のトレンドはアトピー性皮膚炎、だったかしら。

新しい治療薬が次々出てて、

「痒みとどうつきあっていくか」だったアトピー性皮膚炎が、

「痒みゼロを目指す」時代に変わりつつある感じでした。

イロイロ刺激をうけた学会でした。

 

では、各論

アトピー性皮膚炎、

乳児期の保湿、肌バリアの維持は今までと変わらず。

ステロイドが軸の外用療法も基本的には変わらず。

ただ、12才以上での中等症〜重症患者様で、

新しい内服薬が登場しています。

コレまでの抗アレルギー剤とは系統の違う

JAK阻害薬というタイプの薬です。

「痒み」にではなく「免疫」に働きかけます。

内服後1週間弱で「痒み↓」→掻かなくなる→皮膚所見改善

の好循環を生み出しています。

ただ、肝機能障害、筋障害、血球減少、帯状疱疹、ニキビの増悪

等の副作用もそれなりに存在します。

ですので、対象はやっぱり中等症以上、となるでしょうか。

あと、薬のお値段も高額、3〜4万/月程度?

中学生までは補助があるからお金かからないけど・・・

でも、ある程度仕方ない、と思っていたアトピーに

かなり明るい光が差し込んでると思える内容でした。

他、食物アレルギー、鼻炎、喘息と話がありましたが、

又明日にでも。

 

週明けから火曜日、今週は早い?