ADHD | 院長のよもやま話

院長のよもやま話

1971年生まれの小児科開業医の独り言です。
明日もいいことありますように。

Vファーレン、やりました。

土曜日、外来の患者様でオレンジ色のTシャツを着てる方も。

「これから応援に行ってきます」

楽しかっただろうなぁ。

凄いね、高田社長、掃除機でも買おうかしら。

 

今月も以来原稿を書いてみました。

700字(字数制限)では書ききれないところが

沢山あります。

ご質問があられる方はいつでもどうぞ。

 

落ちつきのない子(ADHD)

 

ADHD、聞かれたことあるでしょうか?「注意欠如・多動症」の略語です。授業中も走り回る、忘れ物が多い、順番待ちが出来ない、等年齢につり合わず多動や不注意が目立つお子さまがおられます。今回はそんなADHDのお話し。

ADHDの主な特徴は、「不注意」「多動性」「衝動性」の3つで、整理整頓が苦手、何度注意しても同じ事を繰り返すなどもあります。これは育て方やしつけが原因ではなく、お子さんの性格や気質に根ざすものでもありません。ADHDのお子さんは、脳の発達に偏りが生じていると考えられています。これが原因で不注意や多動性が引き起こされます。「やろう」と思っても出来ないのがADHDです。不注意が続くことで、繰り返し怒られる、頑張っているつもりなのに出来ない、劣等感が生まれ、自尊感情が低くなるという負の連鎖につながります。

治療の柱は2つ、「心理社会的療法」と「薬物療法」です。「心理社会的療法」とは、その子が集中しやすい環境調整をし、成功体験を積み重ね、自尊感情を高めていく治療です。具体的には、教室の座席は先生の前にするとか、指示は具体的にして、上手くいったら十分ほめる、などです。「薬物療法」は脳内で不足気味のドーパミンの作用を強める薬を使い、行動のコントロールをしやすくする治療です。

ADHDの頻度は5%程度(30人クラスに1~2人)といわれ、身近に沢山おられます。また、困ったところばかりでなく、発想や感性が豊かだったり、素直で親しみやすいといった良いところも沢山あります。出来るだけ早期に診断し、良いとこを伸ばし、困ったところを改善していけるようアプローチするのが大事です。