一昨日は
日本初、スポーツ専門行政書士の谷塚哲さんによる
「これからのプロサッカークラブとソシオ式クラブ運営」
の講演に行ってきました。
先日個別にお会いした時は
・サッカークラブを管轄するJリーグとサッカークラブの法人形態の乖離
(Jリーグは公益法人、サッカークラブは株式会社)
・日本のサッカークラブの多くが理想と掲げるFCバルセロナの法人形態との乖離
(バルセロナはNPO、サッカークラブは株式会社)
・NPOは「税制の優遇」、「助成金の活用」、「行政との連携」に有利
など、理路整然とNPO組織の重要性について説いて頂きました。
(谷塚さんは、実際に、某サッカークラブと提携し
行政書士として出来る範囲で支援をされているようです)
今回は
これから必要とされるクラブの環境を
「100年続くクラブづくり」と題して発表されました。
主なメッセージは
・プロ化の対象は選手だけ、フロント/リーグ/チームはまだプロ化されていない
・企業/株主が支える仕組みは破たんしつつあり、これからは地域が支える仕組みが必要
(クラブは誰かのものではなく、皆のもの)
・単種目単世代型から他種目多世代型への転換
(「統合型地域スポーツクラブ」の普及)
統合型地域スポーツクラブについては
「各市町村に最低1つは創る」と国が法律で定めており、
徐々に浸透してきているようです。
難しいのは地域が支えるクラブづくり
いわゆる「ソシオ」
これには、フロントのプロ化も大事ですし、
日本人のスポーツ観を変えることも重要でしょう。
例えば
スポーツは
無償で、学校や行政主導で提供されるのではなく
有償で、地域クラブ主導で提供する
それには、地域の方々に「動いて」もらわなければならず、
「スポーツを通じて地域社会を良くする」
このメッセージをもっともっと理解して共感してもらう必要がありそうです。
我々の伝説は
島根県民70万人が愛するチームです。
これは「日本で初めて成功したソシオ制度」の確立でもあります。
100年後の島根・日本がどのようになっているか
今から楽しみです☆