児童精神科の保護者会にて
診断された子の保護者の集まりに参加。
ここで診断された子供たちが意外でした。
8名同時に説明を受けたのですが。
高機能自閉症(息子氏・4歳)、知的+自閉症(2歳)、ADHD(小学校高学年)4名、ADHD(小学校低学年)2名
子供はいませんてしたが、親から子供についての軽い紹介がありました。
こんな感じなんだと驚いた。
・ADHDが多数派だということ。私は自閉の子の動画やブログばかり読んでいるから、ADHDがこんなに多いとはおもっていなかった。情報の取り方によって、認識が偏る。
・ADHDの子たちは、全員小学生で普通級だということ。8人集まったけど、未就学児二人、普通級6人で、現状ではひとりも支援級はいないということ。
相談員さんがおっしゃっていたのは、もしかするとADHDの子のことかな?
保護者会でADHDの保護者が口々に言っていたこと。
幼少期から何か少し違う。いつも、どこに行っても1番の問題児って感じで。小学生になり困り感が出てきて、診断を受けた、とのこと。
勉強というより、兄弟・親との関係や生活面での困り感を増えた。
自己肯定感の低さで、本人の中で色んなことがうまく行ってない、などの話も。
自閉はADHDと比べて早めに診断されますよね?
うちの病院は、ADHDの診断は基本小2から。理由は、自分がこう動きたい、こうしたいという気持ち通りに、動作できるようになるのは小2からだそう。心と動作が完全に連動する感じ。小2を超えて、思い通りに動けないってなるとそれは障害になる。
自閉は、早く診断されて、早く療育できて、早く就学のことを考えれて。
それによって、先々の見通りが立ち、少し安心できる部分もあるんです。
ADHDは、小学校高学年まで違和感を感じながらも我が子のことを認められず、ずるずるモヤモヤと過ごす。
就学や療育も手遅れ。
思春期に入りつつあり、どうにも対処できず、親や兄弟と揉めに揉める。
普通のことができない子をしばき倒して。兄弟(姉など)もできない弟をしばく。家族関係がおかしくなる。褒める方向に変えると一気に親子関係は安定したが、兄弟は不仲のまま(姉は障害だと思ってないから)、などのコメントもありました。これだと自己肯定感は育たないよね…
ADHDも結構しんどいね…
普通級を選ぶにも色々理由があるんだろうし、現状支援級を選ぶには、かなり高いハードルが課せられる。
低いハードルにしてあげれば、何か発覚した時に途中で方向転換しやすいんだろう。
また、支援級のハードルを下げる、つまりインクルーシブ寄りな発想を取り入れることで、支援級の門戸が広くなり、入りやすくなる。
その意味で、子供の特性に合わせて、交流級の比率を増やすという発想は、必要かもしれない。
また、それ以外にもインクルーシブ寄り思想は取り入れられると良いと思う。
これは、健常児に障害を理解してもらうため、健常児も障がい児も同じ人間だから一緒に、みたいな綺麗事ではなく、支援が必要な子供が容易に支援級に入るため。
支援級だと、これがダメ、あれができない、こういうルールだと言われると、親が入れにくくなるの当たり前。年度途中でしか転籍できないのもそうだよね。まぁ人手不足なのかもしれないけど…
発達障害って、子供によって特性の濃淡の差がものすごいからね。
もうちょい個別対応があってもいいと思う。
ちなみに、インクルーシブ寄りな考えは、情緒クラス限定で良いと思う。知的障害は分けた方がお互いに嫌な思いしないと思う。知的障害は、将来の福祉も確約されているし、健常者と一緒に働かなければならない情緒クラスの子たちとは状況が別と思う。
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では!