30日の日経平均株価は前日の米国市場の動向を反映して売り優勢で始まったが、半導体株や政策関連を中心に幅広い銘柄に買いが広がって持ち直してその後も利益確定売りをいなして日銀の金融政策決定会合を挟んだ後場は午後零時49分に5万1657円28銭(前日比349円63銭高)の日中高値を達成したが、その後は高値警戒感から伸び悩んで前日急騰したアドバンテストが値を消して指数は再びマイナス圏に突っ込む場面があったが、それでも前日比17円96銭高の5万1325円61銭と小幅に続伸して連日で史上最高値を更新した。東証プライム市場の出来高は37億4142万株、売買代金は10兆300億円。騰落銘柄数は値上がりが1127銘柄、値下がりが432銘柄、変わらずが56銘柄だった。
30日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=153円ちょうど近辺で推移している。序盤は売り買いが交錯して方向感が乏しかった。昼すぎにかけては持ち高調整の円買いがやや優勢となって152円15銭近辺まで下落したが、日銀金融政策決定会合の結果が公表されるとドル買い・円売りに傾いて153円15銭近辺まで急速に切り返した。一方で米中首脳会談の終了が伝わったあとに日経平均株価が失速するとドル・円も上値が重くなる場面があった。
週後半の個別は、三菱重工とパナソニックが2%台、トヨタ、三菱UFJが1%台、ホンダが小幅に上げているが、コマツは5%台と大きく下げている。コマツは第2四半期の決算を発表したが、通期予想は従来の4780億円から5000億円、前期比23.9%減に上方修正しているが、コンセンサスは5600億円程度の水準で修正幅は想定より小幅にとどまったことが嫌われているようだ。インドネシア需要の減退などが意識されているようで値上げによる今後の米国販売の動向も不透明というのがマイナスだろう。一方で能無しビビりん日銀はまたも政策金利を据え置いたが、1%くらいまでなら市場の状況を見ながら上げてもいいと思うが、学者さんの知恵では相場の動きには対応ができないのだろう。能無し日銀にも困ったものではある、・・(--〆)。
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