10日の日経平均株価は現地9日の米株高を受けて日経平均は始まりから買いが優勢で取引を開始、一時利益確定売りに押されて上値が重くなる場面もあったが、午後2時30分に同389円48銭高の4万3848円77銭を付けてその後も取引終了にかけ堅調な値動きが続いて前日比378円38銭高の4万3837円67銭と反発。TOPIX(東証株価指数)も同18.85ポイント高の3140.97ポイントと上昇した。終値ベースでは日経平均が8月18日(4万3714円31銭)、TOPIXが8日の史上最高値をそろって更新した。東証プライム市場の出来高は19億3865万株、売買代金は4兆4726億円。騰落銘柄数は値上がりが819銘柄、値下がりは725銘柄、変わらずは75銘柄だった。
10日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=147円台半ばで推移している。序盤は事業会社の決済が集中する「5・10日(ごとうび)」に伴って国内輸入企業による実需のドル買い・円売りが観測されて強含んで147円55銭近辺まで上昇、米長期金利の上昇もドル買いを誘った。ただその後は今晩の米8月PPI(生産者物価指数)や明日の米8月CPI(消費者物価指数)を前に持ち高調整の動きが広がって方向感の乏しい展開となった。
週中の個別は三菱UFJが2%台と大きく上げた他は三菱重工がかすかに高値を維持したが、トヨタ、ホンダは1%台のマイナス、コマツとパナソニックも小幅に値を落として引けている。 業種別では全33業種のうち17業種が上昇、16業種が下落した。非鉄金属株や三菱UFJなど銀行株が上昇、情報通信株や電気・ガス株も高値、電気機器株や証券商品先物株も堅調、鉱業株や海運株もしっかりだったが、医薬品株や輸送用機器株が下落したそうだ。
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