24日前場の日経平均株価は、現地23日の米国市場でトランプ大統領が対中関税が145%から大幅に引き下げるとの見方を示したことを受けてNYダウとナスダック総合指数がそろって続伸、またベッセント財務長官が関税を巡る日米交渉で特定の通貨目標を求めない考えを示したと報じられて円安に振れたこともあって午前9時8分に同419円32銭高の3万5287円95銭を付けるなど日本株に追い風となったが、買い一巡後は積極的に買い進む材料に乏しく戻り待ちの売りに押される格好で上値は限られて前日比375円78銭高の3万5244円41銭と続伸。TOPIX(東証株価指数)が同26.12ポイント高の2610.44ポイントと3日続伸した。東証プライム市場の出来高は9億381万株、売買代金は2兆597億円。騰落銘柄数は値上がりが897銘柄、値下がりは697銘柄、変わらずは41銘柄だった。
24日午後の東京市場でドル・円は小動きとなり、142円80銭付近でのもみ合いが続く。日経平均株価は堅調だが、上海総合指数と香港ハンセン指数は軟調、米ダウ先物も弱含み、株価にらみの円売りは限定的。日米財務相会合を見極めるムードも広がる。ここまでの取引レンジは、ドル・円は142円60銭から143円39銭、ユーロ・円は161円89銭から162円39銭、ユーロ・ドルは1.1317ドルから1.1357ドル。
週後半前場の個別はすべて上昇、トヨタが3%台、三菱UFJが2%台、三菱重工、パナソニックが1%台、ホンダとコマツが小幅だった。どうもトランプじじいの関税戦争はあまり旗色がよろしくないようだ。超巨大消費国が輸入品に高率の関税をかけると国民が納得しないだろう。それよりも大量輸入している品目について個別に関税を検討するとともに価格の引き下げなどを要求する方がお利口だろう。何でもかんでも一緒くたはよろしくない、・・(--〆)。
日本ブログ村へ(↓)