20日の日経平均株価は、始まりは昨日19日の日銀金融政策決定会合で利上げが見送られてその後の植田総裁の会見内容もハト派的だったことから買いが先行、円安も追い風として堅調な値動きをみせる場面もあったが、時間外取引での米株先物が下落していることに加えて週末要因からポジション調整の売りに押される動きとなり、また為替相場も朝方の水準より円高方向に振れたことも意識されたようで前日比111円68銭安の3万8701円90銭、TOPIX(東証株価指数)も同11.84ポイント安の2701.99ポイントと6日続落。両指数ともに安値で取引を終えた。東証プライム市場の出来高は27億1931万株。売買代金は5兆7153億円で11月25日の6兆5076億円以来約1カ月ぶりの大きさに膨らんだ。騰落銘柄数は値上がりが571銘柄、値下がりが1021銘柄、変わらずは51銘柄だった。
20日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=156円台後半で推移している。序盤は国内輸入企業による実需のドル買い・円売りもあって上値を試して一時5カ月ぶりのドル高水準となる157円90銭台まで上昇した。朝方発表の11月全国消費者物価指数(CPI)への反応も薄かった。ただドル高・円安が急ピッチで進む中で加藤財務相による円安けん制発言をきっかけに持ち高調整のドル売り・円買いが強まって上げ幅を縮小。昼すぎには一服して午後は下げ渋る場面もあったが、三村財務官から「行き過ぎた動きには適切に対応する」といった発言が聞かれるなど高官による相次ぐ口先介入もあり戻りの鈍い展開が続いた。
週末の個別はトヨタ、コマツ、パナソニックが1%台、ホンダが小幅に値を上げたが、日銀の利上げが遠のいたことで三菱UFJは3%台の下落、三菱重工も弱くて2%台の下落だった。財務省が口先で為替介入をしているが、能無し日向ぼっこの日銀はあらぬ夢でも見ているんだろう、・・(-_-メ)。
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