物体の周囲を流れる流体はその粘性によって物体に引っ張られて流れる速度が遅くなる。これは物体から離れるに従って影響が小さくなりある程度の距離になると無視できる程度になる。その物体の影響を受ける流れを境界層というそうだ、❔😁🌀。航空機ではこうした機体にまとわりつく空気の流れを解消するために境界層板とかドッグトゥースなどの乱流発生装置を使って境界層の解消に努めていた。太平洋戦争当時の日本では境界層という概念に関する認識がなく例えばゴジラで有名になった震電などはエンジンの冷却用の空気取り入れ口が境界層の影響をもろに受ける構造になっていたために冷却用の空気が十分に取り入れられずにエンジンの過熱を起こしたりしている。また三式戦闘機のラジエーターケースも単なる箱型であったことから冷却効率が悪く空気抵抗も大きかったとか。米軍のP51などのラジエーターケースは整形された上に機体から離れていて効率が良く抵抗も少なかったそうだ。こうした境界層を解消するには乱流発生装置を設置して境界層を吹き飛ばすのが効果的でそうした装置の一つをボルテックスジェネレーターという。トヨタはF1に参戦している時に境界層を吹き飛ばして空気の流れを整流するのにサカナくんのような出っ張りをつけることが有効なことを知って量販車にこうしたサカナくん型の出っ張りをつけている。特にサイドミラー取り付け部やルーフ端、Cピラーなどに見られる、\(^_^)/🙆🆗。レーシングカーはともかく一般の量販車と航空機では速度が大きく異なるのでその効果についてはさほど大きくはないが、風切り音が小さくなるなどの効果はあるようだ、\(^_^)/🙆🆗<+)))><<。太平洋戦争当時の日本の航空機はエンジンの冷却不足の問題が多いが、取り入れ口の形状を検討してその手前にサカナくんをつければ空気の流れが整流されて冷却効率が上がったかもしれない、\(^_^)/🙆🆗。こうした空気の流れは風洞試験を徹底的に行わないと分かりにくいという。F1などは少しでも空気抵抗を減らすために風洞試験を繰り返すそうだから分かったんだろう、\(^_^)/🙆🆗。震電の冷却空気取り入れ口は幅が狭くて境界層を丸飲みしそうな形なので効率が悪かっただろう、\(゜ロ\)(/ロ゜)/😢🆖⤵️。せめて取り入れ口の前にサカナくんを並べておけば少しは違ったかもしれない、\(^_^)/🙆🆗。量販車にくっついたボルテックスジェネレーターでは効果は限定的ではあるだろうけどそれでも意外と効果があるそうだ、\(^_^)/🙆🆗🚙💨。ただサカナくんやフィンをたくさんつけるとコストやデザインの問題があるだろうし、所詮は低速の量販車なのでここというところだけにつけているのだろう、\(^_^)/🙆🆗🚙💨。GRヤリスにはサイドミラーの取り付け部、後輪タイヤハウスの後部、そしてリアピラーについている、\(^_^)/🙆🆗🚙💨。モータースポーツは豊田会長の道楽などと株主総会で言った株主がいたが、モータースポーツもその技術が量販車に確実に反映されているのである、\(^_^)/🙆🆗🚙💨。空気は高速で移動するものにとっては手強い敵ではある、\(゜ロ\)(/ロ゜)/✈️🚙💨🏍️🙆🆗。