過給機というのは空気の薄い高高度で空気を圧縮して酸素濃度を高めて航空機のエンジン出力を確保するための機械で第二次世界大戦では米国はエンジン排気を利用するターボチャージャーを、英国はエンジンの回転を利用するスーパーチャージャーを、ドイツはこうした機械式に頼らずエンジン気筒内に水メタノールを噴射して出力を増強する方法を選択した。捨ててしまう排気を利用するターボチャージャーを選択した米国はさすがに合理主義の国らしい。日本はというとターボチャージャーは機械的にも材質的にもまともなものが出来ずスーパーチャージャーは過給性能が劣り水メタノール噴射はエンジンによって適合性にバラつきがあって結局どれもものにならなかったり性能的に中途半端で高高度における米軍機との戦闘に支障をきたしていた。戦後は航空機はジェット機になって過給機は必要なくなったが、その技術は車🚙のエンジン出力を上げるために使われた。過給方法としては2種類でターボチャージャーとスーパーチャージャーだが、それぞれ一長一短あってスーパーチャージャーは低回転から過給が始まるが、エンジン出力を利用しているのでパワーロスがある。ターボチャージャーは過給性能は高いが、エンジン回転が上がらないと効率が悪いなどでターボチャージャーとスーパーチャージャーを両方備えたエンジンも作られた、\(゜ロ\)(/ロ゜)/🚙💨。戦争中まともな過給機が作れなかった日本は戦後に頑張ってターボチャージャーのシェアを三菱重工とIHIで世界の3割ほどを占めているそうだ。トップはギャレットとボルグワーナーで世界シェアの6割を占めているそうだ。どちらも米国メーカーであるが、日本も頑張ったものではある、\(^_^)/🚙💨🙆🆗。車🚙の世界では日産がターボ、我がトヨタはツインカムで競っていたのであまり過給機付きの車🚙に乗ることはなかった。だいたい過給機なんか付いた車🚙は高いしねえ、(ーー;)😁🌀。初めて過給機が付いた車🚙に乗ったのはコペンで軽だが2500回転を超えるとけっこういい加速をした。そう言ったらBMWに乗っているやつに笑われた、(ーー;)😁🌀😱💧😅。軽は排気量が小さいのでパワーを出すにはエンジンを回さないといけないのでターボチャージャーにかかる負担も大きいそうだ。だからオイル交換を怠ったりするとタービン軸が焼きついたり大きなトラブルになりやすいそうだ、\(゜ロ\)(/ロ゜)/🚙💨。2台目は今のGRヤリスでこいつはラリーベース車🚙だけあって過給システムもなかなか凝っている。それからじいちゃんを医者まで送ってやるのにルーミーを使っているが、こいつもターボチャージャーが付いている。待ち時間にエンジンフードを開けたらインタークーラーが付いていたので分かった、\(^_^)/🚙💨🙆🆗。最近はターボチャージャーも環境問題の影響で出力増強よりも小さい排気量でパワーを出すためのダウンサイジングターボなんて言われて使われたりもしたが、最近はあまり見かけない、(ーー;)🚙💨。戦争中日本はタービンブレードの材質や回転軸の潤滑冷却などでもたついてまともな過給機が作れなかったが、今では世界中で日本の過給機が使われるようになったのはけっこうなことではある。しかし当時は過給機だけでなく航空機用大出力エンジンも欧米に遅れを取っていたので両方合わせて開発を成功させないといけなかっただろう。戦後は航空機やらジェットエンジンやら過給機やら細々でも開発を続けてきたから今がある。コストカットの名目で半導体開発を中台韓にマニュアル付きで丸投げして半導体後進国に成り下がったのとは好対象ではある。過給機は車🚙だけではなく船舶、建機、その他の発動機に広く使われているが、今後は脱二酸化炭素で衰退していくだろう。それでも内燃機関がある限り燃焼効率向上のために過給機は使われ続けるだろう。でもターボチャージャーというともしも太平洋戦争当時に完成したものがあれば海軍の紫電改や陸軍の四式戦疾風などの戦闘機はもう少しは活躍できたかもしれない。また零戦の寿命も少しは延びただろうなんて考えてしまう。技術というものは開発を継続しないと発達しない、(ーー;)🚙💨。途中で止めたり他人任せにしてはいけない、\(゜ロ\)(/ロ゜)/🚙💨🙆🆗。