15日の日経平均株価は、イランによるイスラエルへの報復攻撃が実施されたことで地政学リスクが意識されて朝方から売りが先行、日経平均は午前9時19分に同702円60銭安の3万8820円95銭を付けたが、売り一巡後は押し目を拾う動きやドル・円相場が円安方向に振れたことで輸出関連銘柄が見直されて下げ渋る動きにつながり取引終了にかけては下げ時幅を縮小して前週比末では下落したが、今日の高値で取引を終えて前週末比290円75銭安の3万9232円80銭と反落。TOPIX(東証株価指数)が同6.44ポイント安の2753.20ポイントと3日ぶりに反落して取引を終えた。東証プライム市場の出来高は16億886万株、売買代金は3兆9857億円。騰落銘柄数は値上がりが690銘柄、値下がりは910銘柄、変わらずは52銘柄だった。

 

15日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=153円台後半で推移している。「5・10日」に伴って国内輸入企業によるドル買い・円売りが活発化。前週末に中東情勢の緊迫化を受けて低下した米長期金利が上昇に転じたことからドルを買い戻す動きが強まった。イスラエルがイランに対する報復攻撃を示唆していたが、米国がイスラエルによる報復攻撃を支持しない姿勢を示していて事態の鎮静化が期待されたとの見方がある。

 

週明けの個別は、ホンダとパナソニックが1%台、三菱UFJとコマツが小幅な下落だったが、三菱重工は1%台の上昇、トヨタは変わらずだった。中東情勢がずいぶんとヤバくなっているが、米国が抑えにかかっているので落ち着くだろうか。イスラエルも自存自衛の範囲を逸脱しないように留意すべきだろうが、そんな甘いことを言っているとまた手痛い目に遭うのかもしれない。為替は相変わらず円安が進行しているが、お上はただ見ていて口先だけで手を出そうとしないし、能無し日銀も打つ手なしのようだ。こんなことをしていて日本はどうなるのかねえ、・・(-_-メ)。

 

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