19日の日経平均株価は、始まりは売り優勢でスタート、日経平均株価は前場に一時330円を超える下げを見せる場面もあったが、後場に入って日本銀行が金融政策決定会合の結果を発表、マイナス金利政策を解除してETF(上場投資信託)およびJ-REITの新規買い入れを終了することなどを決定、長期国債の買い入れはこれまでと同程度の規模とすることが維持されたことで緩和的な政策の継続が意識されたようで為替市場で1ドル=150円20銭台まで円安方向に振れたことも支えとなったようで前日比263円16銭高の4万3円60銭と続伸。TOPIX(東証株価指数)が同28.98ポイント高の2750.97ポイントと4日続伸して両指数ともに高値引けで取引を終了した。プライム市場の出来高は19億3254万株。売買代金は5兆2007億円。騰落銘柄数は値上がりが1250銘柄と7割を超えて値下がりは366銘柄。変わらずは40銘柄だった。
 

19日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=150円台前半で推移している。日銀が金融政策決定会合でマイナス金利を解除してマイナス0.1%としていた政策金利を0-0.1%程度に引き上げてイールドカーブコントロール(YCC、長短金利操作)やETF(上場投資信託)などの買い入れ終了を決めて一時的に円高が進んだもののドル・円はすぐに持ち直して150円台を回復した。当面緩和的な金融環境が継続するとしたため想定内と受け止められたほかに米国では利下げ観測が後退していて日米の金利差も容易には縮小しないとの見方もドル・円を支えた。

 

日銀の政策変更後の個別はどういうわけか三菱UFJが小幅に下げたが、トヨタが3%台、コマツとパナソニックが2%台、品だと三菱重工が1%台と値を上げている。日銀がマイナス金利を止めたと言っても利子は0%から0.1%と大して変わらないので影響は少ないだろう。欧米は5%以上の利子をつけているが、0.1%で今後も金融緩和措置を継続すると言うのだからこれまでと大して変わらないだろう。しかしこれから先がなかなか難しいだろう。政治家の中にはアベノミクスを転換することに反対のものもいるそうだし、給与の増加と適度のインフレがうまく計測するかも不透明ではある。それでもマイナス金利なんてばかげた政策を長期にわたって続けたことが少しでも変わったことは喜ぶべきだろう、・・(^_^)v。

 

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