11日の日経平均株価は、現地8日の米半導体関連株が軟調でNYダウやナスダック総合指数が下落したことから朝方から売りが先行、外国為替市場で1ドル=146円台の半ばまで円高方向に振れたことも重しとなり、後場に入り日経平均は下げ幅を拡大して午後1時52分に同1192円28銭安の3万8496円66銭を付けてその後は下げ渋る格好となり取引終了にかけ下げ幅を縮小したが、前週末比868円45銭安の3万8820円49銭と大幅に反落した。TOPIX(東証株価指数)が同59.97ポイント安の2666.83ポイントと大きく反落。日経平均株価は前週7日、TOPIXは1月26日の下げ幅を超え、今年最大となった。プライム市場の出来高は20億2854万株、売買代金は5兆2687億円。騰落銘柄数は値上がり232銘柄に対して値下がりは1397銘柄と8割を超えた。変わらずは27銘柄だった。

 

11日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=147円ちょうど近辺で推移している。前週末の米2月雇用統計を材料視したドル売り・円買いが先行。日経平均株価の大幅安もリスクオフの円買いを誘いドル・円は一時146円50銭台まで下落した。米長期金利が小幅に戻す中でドル・円の下げが急だったこともあってドルを買い戻す動きが強まると昼前にかけては147円台まで値を戻してその後は明日以降の米物価指標などを控えて様子見ムードが強まりほぼ横ばい推移となった。

 

週明けの個別はすべて下落、三菱重工とコマツが4%台、三菱UFJもほぼ4%、トヨタとパナソニックが3%台、ホンダが2%台といずれも大きく下げた。相場などと言うものは実体経済よりも投資家の気分だからイケイケの時は買いが入って値が上がるが、ちょっと何かあれば一気に売りに走る。今回もそんなもので米株安と円高が引き金になったようだ。しかし147円でも一時期からすればずい分円安だが、1ドル150円に慣れ切った相場から見ればとんでもない円高なんだろう。相場なんてものも真実はこんなものではある、・・(^_^)v。

 

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