米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設計画を巡る「代執行」訴訟で、最高裁第1小法廷(岡正晶裁判長)は、県側の上告を受理しない決定をした。2月29日付。国側の請求を認め、軟弱地盤の改良工事のために防衛省が申請していた設計変更を承認するよう県側に命じた福岡高裁那覇支部判決が確定した。代執行は、国が都道府県に事務を委ねている「法定受託事務」の執行を知事が怠った場合などに、担当相が知事に代わって事務をする手続き。

昨年12月の高裁支部判決は、同月25日を承認期限としたが、県側は承認せず最高裁に上告した。上告に代執行を止める効力はなく、国は同月28日に代執行を実施。今年1月、工事に着手した。移設計画では、辺野古沿岸部の埋め立て区域北側(大浦湾側)で軟弱地盤が見つかり、防衛省が地盤を強化するための設計変更を申請していた。

移設に反対する玉城デニー知事は変更を承認せず、工事が中断した。承認を巡って県側が国を訴えた別の訴訟では昨年9月、最高裁で県側の敗訴が確定したものの県側が対応せず、国が代執行訴訟を起こした。代執行訴訟の高裁支部判決は、変更を承認しない県知事の意思は「明確かつ強固」で、代執行以外の方法で是正することは困難だと指摘。周囲に学校や住宅がある普天間飛行場の危険性に言及し、この状況を放置することは「公益を侵害する」と判断していた。

 

辺野古代執行訴訟、沖縄県の敗訴確定 最高裁、上告受理せず すでに工事に着手(産経新聞) - Yahoo!ニュース

 

法治国家日本の法の最高権威である最高裁の判決を無視し続ければ最高裁も「いい加減にしろよ」と言いたくなるだろう。上告と言うのは非常に狭き門だそうだ。法律論で判決を下している裁判所に対して感情論をぶつけても意味がない。自分の意見が通らなければいうことを聞かないと言うのでは駄々っ子レベルではある。門前払いというが、最高裁は上訴に値しないという意思を示しているだろう。まあいくらなんでも通らないのは分かってやっているんだろう。そうしないと指示を失うし、宗主国様からもお叱りを受けるからねえ、・・(-_-メ)。

 

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