29日前場の日経平均株価は、前日の売り越しや現地28日の米株安を受けて朝方から売りが優勢、午前9時13分に同331円22銭安の3万8876円81銭を付けたが、その後も弱含みでの推移して心理的なフシ目の3万9000円を意識する動きが続き、また外国為替市場で1ドル=149円台の後半まで円高方向に振れたことも重しとなったようで前日比254円54銭安の3万8953円49銭と続落。TOPIX(東証株価指数)も同16.69ポイント安の2658.26ポイントと続落した。日経平均が取引時間中に3万8000円台となるのは22日以来1週間ぶり。東証プライム市場の出来高は8億4434万株、売買代金は2兆3128億円。騰落銘柄数は値上がりが465銘柄、値下がりは1138銘柄と7割近い。変わらずは53銘柄だった。
 

29日午前の東京外国為替市場のドル円相場は高田日銀審議委員の政策修正に前向きな発言などを受けて1ドル=149円台後半に下落した。正午現在は149円77~77銭と前日(午後5時、150円74~74銭)比97銭のドル安・円高。今日は神田財務官が「行き過ぎた変動があれば適切な対応」などと円安をけん制すると150円50銭台に下落や高田日銀審議委員が滋賀県の金融経済懇談会で「不確実性はあるものの2%の物価安定の目標実現がようやく見通せる状況になってきた」などと述べたことから149円70銭台まで水準を切り下げた。ただ市場では日銀は3月か4月にマイナス金利を解除するとの見方が支配的で「高田委員の発言に大きなサプライズはなくドル売り・円買いは限定的」(国内銀行)と見られている。
 

週後半の個別は日経平均が下げているのでいずれも下げムード、ホンダが小幅に上げているが、三菱重工とコマツの機械系は1%だの下げ、トヨタ、三菱UFJ、コマツは小幅に下げている。お上や能無し日銀も口先ではあれこれ言うが、特に何をするわけでもないが、いい加減にマイナス金利なんて緊急救済的な一時しのぎの措置は廃止して為替とのバランスを考えた利率に調整すべきだろう。今の日本で大きく利上げする必要はないが、マイナス金利などいくら何でも10年以上も続ける政策とは思えない。中小企業対策と言うなら金を借りたら報奨金でも出すようにしたらどうだ、・・(^_^)v。

 

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