トヨタは一時期F1に参戦したが、2位が最高で優勝出来ずにリーマンショックを期に撤退した。優勝できなかった理由はドライバーとともに資金の使用に役員会の承認が必要で開発のペースがワンテンポ遅かったためだという。なかなか難しいものではある、😁🌀😱💧。トヨタが力を入れていたモータースポーツはWECとWRCでWRCでは輝かしい戦績を残したが、リストリクターの規定違反で撤退した。

 

またWECにも積極的でル・マン24時間レースにはずいぶん以前から参戦していたが、ワークスとして本格的に参戦したのは1992年からで車両はTS010だったが、1993年のル・マンではトランスミッショントラブルでプジョーに完敗している。1998年にはTS020というボディを被ったF1と言われた車両でル・マンに参戦、圧倒的な速さを見せたが、トランスミッショントラブルで2台がリタイア、残った1台が9位に残った。この時は22時間半までトップを快走してポルシェを引き離して独走したが、トランスミッショントラブルでリタイアしている。しかしサルテサーキットを席巻してトップで快走した初めての日本製マシンだった。

 

1999年は3台体制でル・マンに参戦、圧倒的に有利と言われたが、トラブルや事故で2台がリタイア、日本人ドライバーの運転する1台がトップのBMWを22秒差まで追い詰めたが、タイヤのバーストで2位に甘んじた。TS020は大好きな車でメガウェブに何度か見に行った。その後2012年からトヨタはTS030でWECに復帰、健闘するもル・マンでは勝てず、2014年から登場したTS040はドライバーズ、マニュファクチュアラーズの両タイトルを獲得したが、ル・マンの勝利は勝ち取れなかった。2016年からはTS050がデビュー、その年ル・マンではトップを走っていたTS050はレース終了5分前にトラブルでパワーを喪失、ポルシェにかわされて初勝利を逃し、続く2017年もトラブルで苦杯を飲んだ。

 

そして徹底的なトラブル対応策を実施して望んだ2018年、トヨタの2台は終始レースを支配、1-2体制でゴールしてル・マン参戦以来30年で初優勝を成し遂げた。日本車がル・マンで1-2を獲得したのは史上初の快挙だった。よかったねえ。その後トヨタはル・マンで5連覇を成し遂げた。2021年からはGR010に車両を更新、WECで敵なしの連勝、ライバルがいないからと言われたが、耐久の最大のライバルは自分自身、自分に勝って最高のレースをすることが勝ちにつながる。2023年はFIAのなりふり構わないBopの変更でフェラーリにかわされて優勝を逃したが、フェラーリの地元のモンツァでフェラーリをものともせずに1-2で快走、雪辱を果たした。トヨタは耐久での勝ち方を完全に身につけたので今年もフェラーリ、ポルシェ、ランボルギーニ、BMWなどの強豪を相手に快走してくれるだろう。

 

ル・マンの初勝利まで30年、長い苦闘の歴史だったが、トヨタは大衆車メーカーながらフェラーリ、ポルシェなどのスポーツカーメーカーの車を寄せ付けず圧倒したのは快挙だった。そしてそのトヨタの耐久仕様のレーシングカーで何が一番好きかって、❔\(^_^)/。TS050、GR010もなかなか素晴らしいが、やはり何と言ってもTS020だろう。運に見放された不運の車だったが、当時世界最強最速のGTカーだった。今見ても斬新なレーシングカーだと思う。今年も強豪相手にがんばれ、トヨタGR、\(^_^)/🙆🆗🎃🐲⛩️。

 

 

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