16日の日経平均株価は、前日の米株市場で主要3指数がそろって上昇したことや為替も1ドル=150円前後の円安水準が維持されたことで日経平均を押し上げる流れが加速、デフレ脱却期待や中国株からの資金シフトに加えて堅調な企業業績が外国人投資家の買いを誘発する状況が続き高値を付けたが、高値警戒感から半導体関連の一角が急速に値を消すなど日経平均は前場に3万8361円まで失速して最終的にも後場の安値圏で引けたが、下値を買う動きは根強く市場では目先は強さを維持すると見る向きが多く前日比329円高の3万8487円と大幅に続伸して取引を終えた。終値ベースでは連日バブル経済崩壊後の高値を更新。取引時間中には3万8865円まで買われ、一時は終値の最高値(3万8915円)まで50円に迫った。東証プライム市場では売買代金が6兆7212億円となり、市場再編後では2番目の高水準を記録した。出来高は22億417万株だった。値上がり銘柄数は1391となり、全体の84%を占めた。


16日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=150円台前半で推移している。米長期金利が時間外で上昇したことや日経平均株価の上昇によりドル買い・円売りが先行した。植田日銀総裁がマイナス金利解除後も緩和的な金融環境が続くとの認識を示したこともドル・円の支えになっている。追加の手掛かり材料は乏しく週末で積極性には欠けたが、米長期金利の緩やかな上昇を反映してドル・円もジリ高で推移した。

 

週末の個別はすべて上昇、三菱UFJが2%台、ホンダ、パナソニックが1%台、トヨタ、三菱重工、コマツがほぼ1%となかなか景気がいい。米株が好調、円安で潤う企業が多い、値上げが容認されて企業利益が大きくなりつつある、NISA需要など様々だが、中国から資金を引き揚げて日本に投資する海外投資家が多いのもその理由だろう。中国はお上の発表では5%成長だが、実質はマイナス成長のようだ。お上がいくら掛け声をかけても投資家は騙されないのだろう、・・(^_^)v。

 

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