太平洋戦争中、日本の技術はすべてにおいて英米に劣っていた。もっとも劣っていたと言われるのがレーダーだが、日本も戦争後半になるとほとんどすべての艦艇に対水上用の2号2型レーダーと対空用の1号3型レーダーが装備されていた。大型艦には2号1型対空レーダーと3種類のレーダーが装備されていた。また陸上も各地にレーダーを配備して無線で情報を伝達する対空警戒システムが構築されていた。機械の性能や信頼性は英米に劣っていたが、それなりに機能していたので言われるほど大きな差はなかった。対潜捜索機器も精度や信頼性では英米に劣っていたが、これも大差と言うほどでもない。近接信管などは日本に致命的な被害をあたえたように言われるが、これも大量に使用されたわけでもなく日本側に致命的損害を与えたほどでもない。それよりも米軍の防空システムと米軍が撃ち上げる弾の量が半端じゃなかったことが日本側の大被害の原因だろう。何よりもっとも遅れていて戦局に影響が大きかったものがエンジンだろう。これは航空機だけではなく船舶の主機、ディーゼル機関から陸上の車両にまで日本の原動機は英米に大きく劣っていた。特に影響が大きかったのが航空機用エンジンで日本は安定して高馬力を出せる戦闘機用エンジンが作れず戦争中盤以降制空戦で米軍に圧倒された。もっともこれは航空機の性能だけでなく数も関係しているのだが。艦艇でもドイツの商船を買い取って神膺と言う空母に改装したが、この船⛴️に装備されていた高温高圧の蒸気タービンが扱えず出力が下がることを承知で日本製の機関に換装している。これは戦闘艦艇でも同様で日本の機関は米軍のものに劣っていたという。またディーゼル機関も同様で日本のディーゼル機関は英米やドイツに比べて出力が劣っていたそうだ。潜水艦の機関もドイツ製のディーゼル機関が入手できないと日本製を搭載したが、日本製のディーゼル機関では計画性能が出なかったそうだ。当時米国では自動車社会が到来していて自動車は生活に溶け込んでいたが、日本ではまだまだ特殊な機械で一般には馴染みがなかった。だから日本の自動車用エンジンは性能でも耐久性でも大きく劣っていた。過給機に至っては航空機の整備員ですら見たことがない者がほとんどで撃墜した米軍機のターボチャージャーを見て「この飛行機には石臼がついている」と言ったとか。そんな状態だったから過給機に至っては予選落ちと言った体たらくで金星エンジンに装備したターボチャージャーと水メタノール噴射機がかろうじて実用化された過給機だった。明治以降欧米の技術を取り入れて急速に発展した日本の工業力だが、所詮は付け焼き刃の物真似の域を出ず欧米を超える域には到底達していなかった、😁🌀😱💧😞💦🎃😅👀‼️🙅🆖⤵️。10月に思うこと

 

 

 

 

 

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