最近年のせいか時代劇をよく見る。いい役者を使ってしっかり作った時代劇は最近の学芸会のようなテレビドラマと違ってなかなか見ごたえがある、\(^_^)/🙆🆗🎃😅。まあいずれにしても作り話なんであまり真剣に考えてはいけないのだろうけど時代劇の主人公があまりにも強すぎる。一人で20人から30人を相手にばっさばっさと片っ端からなで斬りにしてしまう。一人を相手にしている間に寄って集って膾にしてしまえば勝てるだろうになんて思ってしまう。実際に剣道の名人と言われる人でも5人を相手に全員から一本取る間に一本くらい取られてしまうそうだ。鬼平犯科帳で大勢の賊を相手にして鬼平さんが供侍に「大勢を相手する時は相手を倒そうとするな。指でも腕でも切り落とせば相手は戦意をなくす。」とか言っていた。これは確かにその通りだろう。刀という鉄の棒を振り回して人一人切り殺すには相当な力が必要だろう。新撰組の斎藤一とか言う剣士が「剣の強さは踏み込みの鋭さと剣の振りの速さだ。」と言ったそうだが、これはまさに真実だろう。相手より先に懐に踏み込んで相手より速く剣を振って手傷を負わせれば勝つことができる。でも相手の懐に踏み込んで重い刀を振り回してそれを何回も繰り返していたら疲れてしまうだろう。主人公がチンピラの腕を軽く捻りあげるシーンもよく見るが、本当に強い剣士は腕力も半端じゃあなかっただろう。それでもやっぱり多数を相手にしては勝ち目はないだろう。13代足利将軍の足利義輝は塚原卜伝に学んだ剣豪で三好勢に襲われた際に刀を何本も畳に突き立てて刀を取り替えながら敵を斬りまくったと言うが、最後は押し包まれて殺害されている。やったことはないので分からんけど4、5人も切ったら息が上がってしまうんじゃないだろうか。ところで戦国時代には刀は武器としてはあまり用いられなかったそうだ。遠距離なら鉄砲か弓、接近戦なら槍で刀は武器というよりもシンボルみたいなものだったらしい。確かに切るよりも突いた方が力はいらないし、相手に致命傷を与えられるだろう。何よりリーチが長いと言うことが最大の強みである。「武士道なんか命の危険がなくなった時代に考えられた空念仏だ」なんて言った人がいたそうだが、織田信長も本能寺で明智勢に最初は弓、次は槍で応戦して刀は使っていない。平和になった江戸時代に武士のシンボルとして刀がもてはやされ剣客と言われる剣士が1対1で試合として戦って優劣を決めたのだろう。何かの時代小説で大名行列に何人かで切り込むという話が大名側に伝わると行列の責任者曰く、「こっちは50人からの人間がいる。腕が立つと言っても4、5人では何もできはしない。」と警護に自信を見せる場面があった。剣の腕が立つと言っても並みの剣士でも5人相手では自分は無事で切り抜けるというのは難しいのだろう。時代劇を見ていると「お、ここで主人公を切れるだろう」というところがけっこうある、\(^_^)/🙆🆗🎃😁🌀😅🌴。

いま気になってること

 

 

 

 

 

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