6日の日経平均株価は、前場は長期金利の上昇などを背景に5日の米株は下落したが、円が一時1ドル=147円80銭台と今年最安値を付けて円安・ドル高進行が支えとなり先物買いを交えて日経平均は上げ幅を広げて堅調に推移したが、一旦上げ幅を縮小、その後は盛り返して後場入り後には一時3万3282円15銭(前日比245円39銭高)まで上昇したが、一巡後は短期的な過熱感への警戒もあり再び伸び悩むも買い気は根強く持ち直して引けにかけては高値圏で推移、TOPIX(東証株価指数)も8営業日続伸して前日比14.68ポイント高の2392.53ポイント、バブル経済崩壊後の最高値を4日連続で更新、中でも値がさ主力株を中心に堅調となり指数をけん引、また円安を好感した自動車株や米長期金利の上昇を反映した金融セクター、NY原油先物の連騰を受けた石油関連株などの上げも目立ち、東証業種別株価指数(全33業種)では証券商品先物、輸送用機器、鉱業、保険など24業種が値上がり、海運、倉庫運輸関連、食料品など9業種が値下がり、東証プライム銘柄の52.6%が上昇して前日比204円26銭高の3万3241円02銭と大幅に8営業日続伸。5月11-22日の8連騰に並んだ。東証プライムの出来高は14億466万株、売買代金は3兆5433億円。騰落銘柄数は値上がり965銘柄、値下がり790銘柄、変わらず79銘柄。

6日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=147円ちょうど近辺で推移している。朝方に神田財務官が足元の円安について「ファンダメンタルズでは説明できない動き」と指摘した上でこうした動きに対して「あらゆる選択肢を排除しない」と述べるとドル・円は急落した。米長期金利の高止まりのほか、国内輸入企業による実需のドル買い・円売りもありドル・円は午前中に147円80銭近辺まで切り返す場面があったが、時間外で米長期金利の上昇が一服したことからドル売り・円買いが加速した。

 

週中の個別は三菱重工が3%台、トヨタが2%台、ホンダ、三菱UFJが1%台、パナソニックが小幅に上げたが、コマツだけが小幅に下げて引けている。円安で輸出企業の株が上がるのは悪いことではないが、あまりの円安はバランスが悪い。1ドル125円から130円くらいでうまく調整すればいいのだが、能無し日銀ではだめだろう、・・(-_-メ)。

 

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