10日の日経平均株価は、昨日の弱い動きから売りが先行したものの心理的なフシ目の3万2000円が下値として意識され、時間外取引で米株先物が上昇したことで押し目を拾う動きが強まり上げに転じ、後場も強もちあいの中、為替市場で一時1ドル=144円前後まで円安に振れたことも意識されて午後2時58分には同300円52銭高の3万2504円85銭と今日の高値を付ける場面があり、前日比269円32銭高の3万2473円65銭と大幅反発して取引を終えた。東証プライムの出来高は16億5395万株、売買代金は4兆1415億円。騰落銘柄数は値上がり1340銘柄、値下がり441銘柄、変わらず54銘柄だった。日経平均先物・オプション8月限SQ(特別清算指数)値は3万2013円86銭。市場は、決算発表も峠を越え今後は業績内容を吟味した選別物色が強まりそうだと業績主体の買いになりそうだと見るようだ。
10日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=144円ちょうど近辺で推移している。今晩の米7月CPI(消費者物価指数)が強い内容になるとの見方が広がりドル高・円安が進んだ。事業会社の決済が集中する「5・10日」で国内輸入企業による実需のドル買い・円売りも観測された。イタリア政府が追加課税方針の一部を撤回したことも投資家心理を改善させてリスクオンのドル買いを強めた。ドル・円は午後に上げ幅を拡大し、144円台を回復した。
週末の個別はホンダが5%台と大きく値を伸ばしている。業績好調が買いに走らせた理由のようだが、上げ下げの大きいホンダのこと、また下げるかもしれない。三菱UFJとコマツが2%台、トヨタ、三菱重工、パナソニックが1%台でなかなかいい出来だった。それにしても円は世界中の通貨に対して下げ続けている。この弱い円を作っているのは能無しの日銀で日銀は円を紙くずにするつもりなんだろうか、・・(◎_◎;)。
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