4日の日経平均株価は、米長期金利の上昇を背景にした3日の米株安が重しとなって日経平均は前場の早い段階で3万1934円35銭(前日比224円93銭安)まで下落、一巡後は昨日まで大幅続落していたことで自律反発狙いの買いを誘い一旦上げに転じ、時間外取引での米株先物高も支えとなって一時3万2294円70銭(同135円42銭高)まで値を上げたが、買いは続かずその後は前日終値を挟んでもみ合う場面が目立ち日本時間4日午後9時30分に米7月雇用統計の発表を控えて様子見気分、東証業種別株価指数(全33業種)では海運、水産・農林、保険など17業種が値上がり、繊維製品、その他製品、ゴム製品など16業種が値下がり、東証プライム銘柄の56.8%が上昇して前日比33円47銭高の3万2192円75銭と3日ぶりに小反発。東証プライムの出来高は15億8609万株、売買代金は3兆7196億円。騰落銘柄数は値上がり1044銘柄、値下がり707銘柄、変わらず84銘柄。市場は、米雇用統計を見極めたいとの空気は根強く結果を受けて米長期金利がどう動くかが目先の注目点になる。ただ来週に向けて決算ラッシュが続いて個別株の選別物色が一段と強まることになるだろうと見るようだ。
4日の東京外国為替市場でドル・円は1ドル=142円台半ばで推移している。実質「5・10日」に伴い、朝方は国内輸入企業による実需のドル買い・円売りが優勢となり142円90銭近辺まで上昇したが、時間外における米長期金利の低下を受けて上げ幅を縮小した。米長期金利が下げ止まるとドル・円も下げ渋ったが、今晩の米国で発表を控える7月雇用統計を前に様子見ムードが強まり午後はほぼ横ばいで推移した。
週末の個別は上げ下げこもごも、三菱重工は第一四半期の増益で8%台の上げ、トヨタ、三菱UFJが1%台、コマツが小幅に上げたが、パナソニックは1%台の下げ、ホンダも小幅に下げた。この先も優良企業の個別物色が強まるとのことだが、全般的な材料もないことから業績重視の買いが入ることになるだろう、・・(◎_◎;)。
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